ガーデンリフォーム工事施工事例集
既存と溶け合い優しく迎えるウッディ&ナチュラルエクステリア ~秋岡様邸~
築20年という歳月を経て、エクステリアにも年期を感じられるようになった秋岡様邸。
今回はエクステリアリフォームでご相談を頂きました。
何度も打ち合わせを重ね、完成したのはナチュラルスタイルのエクステリア。
ウッディで優しい印象の建物に見事に調和しています。
老後を考え、メンテナンスフリーでありながら、植物好きの奥様のライフスタイルに合った柔らかなデザインとなりました。
心がほっと和む温かなアプローチ
今回のリフォームで一番の変貌を遂げたのが、お家の顔ともなるアプローチです。
出迎えてくれるのは、天端が緩やかな曲線でデザインされた1対のウォール。
アプローチ全体を包み込むような優しい印象を与えてくれます。
「ポーチ側」と「通り側」で前後に配されたウォールが、繋がりあう様な一体感のあるデザイン。
「通り側」のウォールは階段の目隠しも兼ねており、心理的な負担を軽減する効果も発揮しています。
足元には、存在感を放つ乱貼り仕上げのステップが広がります。
職人の高い技術の光る仕上がりに、思わずうっとりしてしまいます。
これまで蹴上高にばらつきがあり、登りにくかったステップは、思い切ってリデザイン。
蹴上高の統一はもちろんのこと、ステップの始まりを駐車スペース側へ振り、緩やかにクランクさせる動線へと変更しました。
ウォールに抱かれた安心感の中、ゆったりと歩みを楽しめるようになりました。
帰って来た時に、心がほっとする、そんなアプローチ空間が完成致しました。
DESIGN POINT 2洗い出し仕上げで表情豊かに生まれ変わった駐車スペース
コンクリートの汚れが目立ち、見栄えに悩まれていた駐車スペース。
新たに「洗い出し仕上げ」を採用し、美しく生まれ変わりました。
細かな砂利が表面に浮き出る仕上がりがさり気なく、上品な印象を与えます。
一般的な土間コンクリート仕上げでは生み出せない自然石の豊な表情が感じられ、温みのある雰囲気に仕上がりました。
駐車スペースの一部は乱形石貼りがデザインされています。
洗い出しの駐車スペースからアプローチへとグラデーションを作る様にしてナチュラルに繋がります。
この美しく緩やかな流れは、秋岡様の一番のお気に入りとなっているそうです。
既存の角柱を活かし、ウッディな一体感を
エクステリアリフォームには、新築の場合と違い、ご提案上の難しさがあります。
それは「既存のエクステリアを活かす」という点です。
お客様のご意見を元に、現状を調査し「活かす箇所」「壊してやりかえる箇所」の判断をする必要があります。
壊してやりかえる場合「既存物にいかに馴染ませることができるか」という点が担当者の腕の見せ所となります。
今回、駐車スペースは「やり替え」の選択を取りましたが、一部、既存を上手に活かしたポイントがあります。
駐車スペースの2箇所の植栽帯に添えられた、ウッド調の角柱箇所です。
空間に彩を添えてくれているこの角柱、リフォームで新たに追加されたのは、アプローチ近くの植栽帯側のみです。
既存の角柱とリンクさせ、デザインしたことでエクステリア全体に一体感が生み出されています。
リフォーム箇所が浮くことなく、場にしっかりと馴染むことができました。
建物にもふんだんに取り入れられたウッドアクセント。
20年前の新築当時、秋岡様がこだわられた思い入れのあるデザインです。
そんなお客様の思いに寄り添う担当者の優しさが感じられるエクステリアデザインとなりました。
この度はステキな外構に仕上げて下さりありがとうございました。築20年の我が家、当然外構も年季の入った20年モノ。コンクリートがハゲた駐車場、ガタガタの階段、雑草との戦い。それは、それはストレスの20年でした。子供たちも成長し、老後に備えて負担の少ない、できればステキな外構が希望でした。日々、ネットで業者を探す毎日でしたが、偶然、癒樹工房さんからカタログを頂けるHPを見つけ依頼したのがキッカケです。ほとんどの業者はデザインを見て、お願いするかどうかを検討すると思うのですが、癒樹工房さんは、まず契約をしてから図案の作成に入るというスタイルに正直抵抗がありました。もし気に入らなくても違約金が発生するという不安です。しかし、こんな思いは、木村さんのデザインを一目見て杞憂に終わりました。まっさらな新築と違い、動かせないもの、壊せないものがある中、それらの縛りを超えて、魅力ある提案を沢山頂きました。
また、工事を一族で担当して下さった宮本さん、暑い中ありがとうございました。セキヤさんの乱形石から宮本さんの洗い出し駐車場が、私の一番のお気に入りです♡
木村さん、宮本さん、遠山さん、私たちが納得いくまで何度も対応して下さった事、感謝致します。ありがとうございました。
秋岡