都会の閑静な住宅街に立地する黒河内様邸。
広い敷地には重厚感ある外観の２世帯住宅が佇みます。
お客様が理想とする「自然の中に佇む家」のイメージに近づけ、ご家族が心地良くお過ごしいただけるエクステリアをご提案致しました。

華やかに迎える緑の中の小道

自然豊かな黒河内様邸。
敷地に足を踏み入れると、そこは、都会の喧騒を忘れさせてくるような心地良さを感じる空間です。
道路から玄関までの長い距離を生かし、奥へ伸びるアプローチ。
訪れる人が歩を進めるたび、穏やかな気持ちになるような工夫が施されています。

出迎えてくれるのは鮮やかなサーモンピンクの乱形石貼り舗装です。
ふと敷地の奥に目を向けると、再び同じ舗装の小道が続くことに気づかされます。

期待感を持ちながら少し先へ進むと、そこには飛び石風に設えられたグレーの敷石とタイル（エタニティ：リビエラ）のボーダー舗装が施されています。
不規則な様で、実は規則性がある、飛び石風ボーダー舗装。
そんなリズムが心地よさを生み出してくれているようです。
カースペースの直線的な土間デザインと乱形石貼りを繋ぐ役割も担いながら、歩む楽しさも感じさせてくれます。

玄関まで曲線で描かれたアプローチは、まるで森の中を進む小道の様です。
木々に優しく包み込まれながら、視線を玄関へと緩やかに誘導していきます。

柔らかで落ち着いた雰囲気の中に、華やかさも感じられ、明るく楽しく歩めるアプローチとなりました。

角柱を使った遠近法で奥行きのある空間演出

高さに変化を持たせ、アーチ状に配された木調のアルミ角柱（アルミ格子材75角：タカショー）。
アプローチの正面に、さり気ないフォーカルポイントを作っています。
角柱は内側に向けて低くなるよう、設計されています。
遠近法により、アプローチをより奥行きある空間として演出してくれているようです。

ブラックのタイル貼り（エイ・ロック グリジオ：リビエラ）で、シックにまとめられた門柱。
その横には同じく角柱がアクセントとして計画されました。
デザインの調和が図られると共に、いつの間にか奥側の角柱へと視線が誘導されていくようです。

アプローチをゆったりと長く魅せながら、飽きのこない場所にする工夫凝らされました。

程よい量の植栽でメイクアップ

アプローチに優しく枝を落とす株立ちのアオダモ。
それはまるで、現代版「門かぶりの松」の様です。
訪れる人を歓迎してくれる緑のアーチ。
同時に、樹形の美しさがお家の格を一気に上げてくれます。

山採りの雑木、そして生垣、少しの量の下草をミックスした程よい緑量感。
将来を見据え、手入れの行き届くボリュームになることを意識して、植栽計画が行われました。
緑のメイクアップでエクステリアに優しさがプラスされ、気持ちの良い空間が完成いたしました。

自由度の高いゆったり快適ガーデン

日当たりが良く、ゆったり広々としたガーデン。
人工芝と透水性のタイル平板、インターロッキング（シャルドブリックペイブ：東洋工業）を組み合わせ、グランドデザインが行われました。
それぞれメンテナンスフリーでありながら、多様な使い方ができるような仕上げとなっています

お子様が プールやボール遊びを楽しめたり、ご家族でＢＢＱをしたり、と多様な使い方が可能です。
早速「夏になったら シェードもつけたい」と大河内様よりご相談をいただきました。
快適に、そして自由にガーデンを活かした生活を楽しんでいただけることを願っております。
これからも、エクステリアを通して、大河内様ご家族のお役に立てれば幸いです。