２０年という月日を共に過ごされてきた安藤様のご自宅。
エクステリアは、当時あまりこだわりが無いまま施工したものであったそう。
生活する内に「もっとこうだったらいいのに……」という思いが溢れていったようです。
そんな中、エクステリアリフォームのご相談で弊社にご連絡をいただきました。
担当者は、安藤様の思いを真摯に受け止め、最適なプランをご提案いたしました。
ご要望をしっかりと反映させながらも、今を感じさせるモダンなデザインとなりました。
以前の面影を感じさせないほど、ガラリと生まれ変わった新たなエクステリアを是非ご覧ください。

車３台が駐車可能なゆとりの駐車スペース

リフォーム前は、道路境界に沿ってブロック塀で囲われていた安藤様邸。
駐車スペースには、跳ね上げゲートが取り付けられ、お車の駐車台数には限りがありました。
大型のお車への買い替えを機に、「車３台が駐車可能な駐車ペースを確保できること」を条件として計画が進められました。

既存のブロック塀、そして、柱が駐車の邪魔になっていた跳ね上げゲートは思い切って撤去。
物理的なハードルを作ったり、デザイン的にも閉鎖感を与える塀やフェンスは必要な箇所のみに計画しました。
広々と明るい駐車スペースが確保されたオープン外構へと変貌を遂げました。

アクセントにはグリーンが配され、柔らかな雰囲気に仕上がっています。
植栽帯は、駐車の邪魔にならない箇所に設けられています。
シンボルツリーには常緑ヤマボウシ、アプローチの手前にはハイノキが上品に添えられています。
それぞれ、常緑樹で成長スピードの遅い比較的管理が容易な樹種です。
以前の落葉樹の管理の手間、成長の早い植栽を扱う苦労を知る安藤様に最適な選定だったのではないでしょうか。

ご家族の将来的な生活がしっかりと考えられ、明るく使いやすい駐車スペースへと生まれ変わりました。

ゆったり歩めるデザイナーズアプローチ

リフォーム前はカースペースと玄関のアクセスが悪く、アプローチの動線に不便さを感じていたとのこと。
車を使う際は、リビングの窓から出入りをすることが多かったそうです。
また、アプローチ階段の途中に設けられた花壇によって、階段の有効幅は狭まり、将来的な不安を持たれていました。
「アクセス性が良く、ゆったりと使い勝手の良いアプローチ」をコンセプトに設計を進めました。

玄関とカースペースは、庭を迂回させず、最短距離で繋ぐように計画されました。
門扉を設けず、オープン外構としたことで、スムーズな動線が確保されています。

既存の花壇は撤去し、階段の有効幅は約１．８mに広げました。
ゆったりと快適なアプローチ。
将来、昇降機や手すりの設置することも想定可能となったのではないでしょうか。

道路境界の塀は、モダンなタイル貼り（イオニア：アイコットリョーワ）で仕上げ、高級感のある設えです。
所々に木調フェンス（シャトレナフェンスⅡ２型：三協アルミ）を挟み、抜け感を作ることで、さわやかな印象も与えてくれます。
既存物を再利用した口金ポスト。
ポストの側面部は、アルミ角柱（格子材７５角：タカショー）やグリーンでさり気ない目隠しが行われています。
利便性に加え、細部のデザイン性も配慮されたアプローチとなりました。

表情豊かな目隠しがあるプライベートテラス

リビングに設けられた大きな掃き出し窓。
日中はカーテンを閉めずに生活できる様な目隠しの設置をご希望されていました。

リビング前には程よいサイズ感のテラスを計画。
窓、そしてテラス空間への視線を遮りながらも、風通しや程よい採光を確保できる目隠しを設置いたしました。

横格子のウッド調フェンスにはエコモックフェンス（LANDEX）を採用。
テラスの角の箇所はアイテムを変え、ブラックのアルミ角柱（タカショー）を取り入れています。
『「横格子」と「縦格子」』そして『「ウッド調」と「ブラックカラー」』といったバリエーションを変えた２タイプの目隠しアイテム。
アプローチに使われたフェンスや角柱とリンクさせ、エクステリア全体での統一感を生み出しています。

テラスは木調タイル（ウッドマイスター：アイコットリョーワ）で仕上げられています。
お部屋のフローリングと視覚的な繋がりが作られ、リビングの延長として気軽に利用できる様な工夫が凝らされています。
人目を気にせず、ご家族で憩いのひと時が過ごせる、そんなテラス空間が生み出されました。