ブラックが基調で、クールな印象の星野様のご新居。
平屋にかかる屋根は傾斜が際立ち、見る人にインパクトを与えると同時に、センスの良さを感じさせます。
２階建て以上の住宅に比べ、低い位置に視線を集めやすく、エクステリアがファサードに与える影響が大きくなります。
そんな大事な役割を担うエクステリア。
星野様もこだわりを持たれており、これまで数社に相談されていたとのこと。
弊社に決めていただけた理由は「初回プランの高いデザイン性」であったそうです。

カリフォルニアスタイルでクールにまとまる門廻り

ワイルドでありながらモダンで、センスの良さを放つ星野様邸。
ファサードで一番に目を引くのは門柱のカビオン(Onlyone)です。
自然石が、鉄線のかごの中にラフに詰め込まれて作り上げられた、オリジナリティ溢れるデザイン。
石材それぞれの表情の豊かさが、際立ちます。
そんな存在感を放つカビオンを中心に、カリフォルニアスタイルのエクステリアが展開されていくようです。

グリーンには、ニオイシュランとドラセナを。
ドライガーデンの代名詞ともいえる植栽で、彩りを添えています。
石材は乾燥地帯の土の色にも近い、イエロー系のもので統一。
ゴロタ石にはアースストーン、化粧砂利にはゴールデンフリント（それぞれOnlyone)を採用しています。
玄関ドアや軒裏のウッドカラーとも調和され、空間に一体感を生み出しています。

庭との境界にはスチール製のアメリカンフェンスと門扉（それぞれ旭スチール）を設置。
周りのエクステリアと相性抜群のセレクトで、ワイルドな雰囲気を盛り上げてくれます。
ペットの道路への飛び出し防止の役割だけでなく、さり気無いアクセントにもなっています。

世界観の統一を徹底し、クールな印象でありながら、どこか温かさを感じられる。
そんな自慢のエクステリアが完成いたしました。

斜めのグランドデザインでファサードにインパクト

シャープでダイナミックな屋根が特徴の星野様のご新居。
それに呼応するように、斜め方向に設けられたのが、カーポートのグランドデザインです。
道路と直行した舗装に比べ、視線に動きを出すことが可能となります。
敷地の奥行きをより深く、長く感じさせ、広がりのある空間が演出されています。

舗装は、砂利目地を境にグリット状に分割し、設計されました。
土間コンクリートをメインに、アプローチ箇所には洗い出し仕上げを採用。
アプローチの特別感が表現されているようです。
エントランスのステップは、一段目を大きくとることで、空間にゆとりを生み出しています。
大判の６００角タイル（イオニアD92：アイコットリョーワ）を採用し、広々と高級感のある仕上がりです。

星野様邸の顔ともなるファサードのグランドデザイン。
訪れる人に大きなインパクトを与えます。
様々な工夫が凝らされ、玄関に向かう度、期待感を与えてくれる様です。

景色を味わうゆったりガーデン

タイルテラスと人工芝がフラットにつながるガーデン。
立ち上がりの構造物を極力減らし、広がりを持ったスペースを確保しました。
大人数でのBBQや、ペットのドックランとしても使える、ゆとりのあるガーデンとなりました。

建物がコの字型にくり抜かれた部分には、タイルテラスが作られました。
建物の設計時より、外部空間を内に取り込むことを考慮し、計画が進められてきました。
タイルは、６００角の大判タイル（アーレイD63：アイコットリョーワ）を採用。
一枚分を植栽スペースとし、屋内から常に緑を感じられる位置に高木が配されました。
窓越しに見える爽やかなグリーン。
建物の近くに緑を置くことで、自然をより身近に感じられます。

窓の正面には、ブラックのウォールが佇みます。
タイルにはカリラD25（アイコットリョーワ）を採用。
ガーデンのフォーカルポイントの一つでもあり、目隠し機能も兼ね備えています。
ウォールには、水栓が仕込まれ、表面にはステンレス製の蛇口がきらりと光ります。
付属物という立水栓のイメージは払拭され、ウォールのアクセントとして美しくデザインされました。