ガーデンリフォーム工事施工事例集
広い青空と満天の星!花と緑を感じるアウトドアリビングがあるエクステリア〜飯田様邸〜
「屋根のないリビングルーム」をご希望されていた飯田様。大工さんや工務店さんにご相談されたようですが、ご希望のイメージ沿うような提案になかなか巡り合えず困られていたとのこと。そんな中、弊社よりご提案させていただいたアウトドアリビングがイメージ通りだったことで、工事のご依頼をいただきました。
DESIGN POINT 1高台からの眺望を楽しむアウトドアリビング
飯田様邸のアウトドアリビングから見えるのは、広い青空と近隣公園の育ちあがった木々の緑。高台の立地を活かしたお家の一番の絶景スポットをアウトドアリビングにする選択は大正解だったのではないでしょうか。ソファーに身を任せ、この景色を眺めながらゆったりと過ごす贅沢な時間は都会の喧騒を忘れさせてくれます。
このリビングを成功へと導いた空間デザインの工夫として、次の2点が挙げられます。
まず、1点目が西側、南側を高さのある壁で囲い、東側の絶景へと視線を誘導させる工夫がされている点です。
そして2点目は東側に高さをつけて植物の鉢植えを並べている点です。施主様が手をかけ育てられているこの植物が、公園の緑と空をリビングに取り込む大事な役割を担っているのです。デッキのグランドラインと背景の建物を植物で隠し、境界を見せない工夫がされています。心地よいと思える景色のみが借景として取り込まれているのです。
こうした施主様のご協力もあって実現したのがこの眺望を独り占めできる特別なアウトドアリビングです。
ガーデンファニチャーや花と緑で愛着たっぷりのくつろぎエクステリア空間
ウッドデッキにはれい樹(meiku)のダークブラウン、壁にはアートボード(タカショー)、天井にはホームヤードルーフ(タカショー)を採用。こちらからのご提案はこれらのメンテナンスフリーで高級感のある素材で床、壁、天井と三面を囲う空間とすることでした。あえてシンプルな空間としたからこそ、後から施主様が選ばれたガーデンファニチャーや植物が映え、オンリーワンの空間へと仕上がっています。
人工ラタン素材のソファーやテーブルは少々の雨に晒されても平気なので常設しても安心です。また、ホームヤードルーフは東側をあえて開け、ホワイトのパラソルを広げることでお部屋の中への採光も確保できる工夫が施されています。他にもバーベキューグリルはモダンでスタイリッシュなデザインのものを選ばれています。置くだけで空間のワンポイントになる素敵なアイテムですね。そして、照明にはウォールライト、スタンドライト、ペンダントライトなど、飽きの来ない様々な照らし方のものを取り入れ遊び心も満載です。
このように、後から施主様が工夫を凝らし選ばれたガーデンファニチャー、そして手をかけ大事に育てられた植物があることで、これからもさらなる愛着を感じながら使っていっていただけるのではないでしょうか。エクステリアは完成して終わりでは無く、その後、施主様にどれだけ愛され、長く使っていただけるか、10年後20年後に初めてその価値が証明されるものなのではないかと思います。
外でも中でもない曖昧なエクステリア空間の心地よさ
サンルームの様に完全に囲われている空間でもなく、テラス屋根を設置したのみの屋外感の強い空間でもない。アートボードとホームヤードルーフといった汎用性の高いアイテムにより、外でも中でも無い居心地の良い空間が実現しました。お部屋から外に出るハードルが下がり、外と中を繋げるちょうどよい曖昧性を持った場所そのものがとても個性的です。
特に、ホームヤードルーフの西側(隣地側)半分はポリカーボネート素材を取り入れたパターンのものを採用することで、光を遮らない明るい空間となっています。また、東側半分はルーフを設けずあえて間をもたせることで、より開放的な雰囲気となっています。これにより、ソファーに腰かけると空がより広く見えるような効果があります。お部屋の中という感覚をもちながらこの広い空を感じられ、非日常を味わえる特別な場所となりました。
また、壁で囲われすぎないことで通り抜ける風を感じる気持ちの良さがあります。ご夫婦で夜風を感じながら星空を眺めるロマンティックなひと時は極上の贅沢時間ですね。
ウッド調素材で統一した落ち着きのあるプライベート空間
エクステリアにはウッド調の素材を多く取り入れ、シックで落ち着いた色味で統一。建物の外壁のブラウンとも相性がよく一体的なデザインとなっています。
壁のアートボードにはさり気なく埋め込まれたウォールライトが夜の幻想的な雰囲気を演出してくれます。こちらはフレキシブルLEDバー(タカショー)をこだわり板(タカショー)で隠し、壁に馴染む設えとなっており、空間を邪魔しない工夫が凝らされています。
このように全体がダーク系のウッド調の素材でシンプルに仕上げられていることで、お部屋の延長のように感じられる、より落ち着きある空間となっています。シンプルであるからこそ、今後、様々な活用方法が考えられ、模様替えも一つの楽しみにしていただけるのではないでしょうか。
「屋根のないリビングルームがあってもイイじゃない」
そんな大胆な発想から始まった「アウトドアリビング計画」でした。
ところが大工さんや工務店さんに相談しても、私達夫婦のイメージとはかけ離れたものばかりで困り果てていたところ、偶然巡り合った癒樹工房さんが、そのイメージを忠実かつ見事に形にしてくれました。
「餅は餅屋」と言いますが、内装工事がメインの工務店にはできない、外構工事専門業者の高い技術力に感服したと同時に、施工スタッフが明るく、とても爽やかで細かな変更にも嫌な顔をせず対応して頂き、大変感謝するとともに、担当の小林氏と共に作り上げた「青空と星空の広がる気持ちの良いリビングルーム」は大成功です。但し、あまりに快適すぎて、主人が何処にも出かけなくなるのが心配です。
飯田優子