新築エクステリア工事施工事例集
建物とエクステリアが繋がるファサード!ゆったりと贅沢なモダンエクステリア ~菅原様邸~
新築工事の際、エクステリアに具体的なイメージがないまま無料相談をお申込みいただいたという菅原様。その後、担当者の丁寧なヒアリングとデザイン提案で施主様のイメージも徐々に膨らんでいきました。こうしてゼロから作り上げられたエクステリアはデザイン性、機能性共に施主様の想像を超えたものとなりました。勇気を持ってご相談に踏み切ってくださり、ご縁をあたえていただけたことに感謝しています。
DESIGN POINT 1水平ラインでエクステリア空間を広く見せる駐車スペース
建物と統一感のあるクールでモダンな駐車スペース。大開口でひときわ存在感を放つスタイリッシュなカーポート「フーゴF(LIXIL)」はサイズ感、デザイン性共に建物と調和がとれ、一体感があります。中央に柱が無いため、空間をすっきりと大きく利用でき、お車2台と自転車、バイクをすっぽり包み込み、雨に濡れるのを防ぎます。来客の際はお車3台が駐車可能なゆとりあるスペースで安心です。屋根材にはクリアマットのポリカーボネートを使用している為、建物の窓への採光もしっかりと確保できています。
また、カーポート自体の幅の広さと共に、通り沿いにアクセントとして帯状に貼られたコンクリート平板が敷地の開口の広さを強調しています。自然石調の平板はカルムぺイブ(TOYO)のブラックカラーを採用。カラートーンを落とすことで、足元を落ち着かせて見せ、建物の重厚感を引きたてています。
そして、駐車場の砂利目地にも色味を合わせたグラベルアイテム黒那智(メイクランド)を採用。平板の貼り方と合わせて馬目地風にラインを通し、仕切られた土間コンクリートがまるで一枚の大きな石板の様に見えます。カーポート、コンクリート平板、目地で仕切られた土間と水平方向に幅のある素材を組み合わせることで空間をゆったり広々と見せる工夫が施されています。
目隠しフェンスで明るく快適なプライベートガーデン
日当たりの良い南側のお庭は2つにゾーニングし、それぞれで違う楽しみ方ができる空間に仕上がりました。
和室、リビング前はメンテナンスフリーな人工芝スペースに。お家の中からご家族の目の届く範囲でのびのびとお子様を遊ばせることができる快適なスペースです。
ダイニング前はウッド風タイルテラスに。お天気の良い日はテーブルや椅子を出し、テラスでお食事も楽しめますね。床材のタイルはウッド調で優しい雰囲気のウォーミー(ニットー)を採用し、明るく高級感のある空間となりました。一角には植栽スペースを設け、塗り壁にもアクセントとしてウッド調タイル スギープレートクロメ(TOYO)を採用。テラスの見せ場として特別感を持たせながらも、壁や床との調和を考えられたデザインです。植木は癒しを与えてくれると共に、隣地のアパートからの視線を柔らかく遮る役割も担っています。
また、お庭全体をセミクローズにし、角柱やフェンスもスリットの幅をある程度広めに設けています。これにより、外部からの視認性が高まり、防犯対策にもなっています。境界側のフェンスはエコモックフェンス(LANDEX)を採用し、さり気ない木目デザインがナチュラルな印象です。グレージュカラーとすることで反射光を取り込み、お庭やお部屋の中も明るくしてくれます。
南面であり、しかも隣地側は駐車場のため日当たり抜群のお庭。菅原様邸の様にしっかりと目隠しを検討することで、プライバシーも確保でき、ご利用の幅も大きく広がっていきます。
ステージの様な浮き階段でおもてなしのアプローチ
アプローチのゆったりと大きく重なりあう浮き階段はまるでステージの様な特別な空間です。
600角の大判タイル ナバラ(アイコットリョーワ)で仕上げることで空間をより大きく、広く見せる工夫がされています。また、階段の蹴上げに黒の左官仕上げを施すことで陰影をつけ、浮遊感を際立たせています。夜は蹴込み部分のバーライトが光り、階段のデザイン美が映え、ラグジュアリーな雰囲気です。また、階段1段目は通り、駐車場それぞれに幅を広く設けて、双方からアクセスしやすくなっています。さらに、1段目を大きく、広くとることでアプローチの始まりとして際立ち、アプローチ全体の期待感を高めます。訪問者へのおもてなしの心が感じられる工夫たっぷりの浮き階段です。
菅原様邸の場合、玄関前の植栽スペースをぐるりと回り込むようにしてポーチへと誘導する動線計画となっています。コストや最低限の機能のみを考えた設計の場合、通りから玄関までを直線で結ぶ動線となることが多く、味気なくなりがちです。一方で角度に変化をつけながら階段が重なり合うような設計は、訪問者が見える景色の変化を感じ、楽しみながら歩みを進められます。
階段3、4段目は敷地に対して約45度の傾きが作られ、隣地との境界や駐車場との交差部分に余白スペースが生まれています。ここを植栽スペースとすることで、緑を感じながら気持ち良く歩むことができます。植栽は通り沿いの高木、ポーチ前の高木、4段目の隣地側の低木で平面、高さ共に不等辺辺三角形を描くように配され、より自然界に近い植え方が意識されています。また、自然石貼りの門袖を2か所に分け、それぞれ足元にドラセナを配し、合わせることで視線を繋ぎ、アプローチ全体のコーディネートが考えられています。
こうした様々な工夫から、階段6段という高さを感じさせず、ステージを上るような特別感と楽しみを味わいながら歩めるアプローチ空間となりました。
繋がり合うエクステリアでグルーヴ感溢れるファサードに
ジャズの演奏では、それぞれの楽器ががっちりと噛み合い、音楽が一体となる瞬間があります。このようにリズムやメロディの感じ方が揃い、気持ちよくノる瞬間を「グルーヴ」と呼びます。
菅原様邸のファサードからはまさにそんなグルーヴを感じます。建物とファサードを構成するそれぞれのエクステリアが見事に調和しているのです。
ファサードデザインに視覚的な影響の大きいエクステリアの要素は大きく分けて次の3つです。
1.カーポート屋根
2.アイボリー系の素材で統一された門袖、階段
3.ブラック系の素材で統一された通り沿いのアクセント平板、花壇、階段蹴上げ、門袖ニッチ、
これらすべてが水平方向のラインを強調するようなデザインで揃っています。2,3に関しては色味のあった素材を隣合わせることで、異なる素材でも繋がって見えます。そして1~3それぞれ位置と高さを前後させながら重なり合わせることでエクステリア全体にも繋がりが生まれています。
また、ファサードデザインにおいて、建物とエクステリアの調和こそが空間全体の一体感をつくります。色味やテイストだけでなく、エクステリア設計の際は建物の立面図を元にデザインを行うことがとても大切です。建物の高さ、幅、窓や屋根、ドアの形や位置を確認しながら、それに合わせたエクステリアデザインを行います。
菅原様邸もこのような設計過程を経たことで、建物と一体的なエクステリアが実現し、まさにグルーヴを感じる美しいファサードとなりました。
癒樹工房様、施工に関わった皆様、ご担当者様
この度は大変お世話になりました。
新築を建てるにあたり具体的なイメージがないまま無料相談を申し込み、不安を抱きながらお話したのを覚えております。ご担当者様がこちらの要望を上手く引き出して下さり、その後のCGイメージ図を拝見し感動してそのまま本申し込みをさせて頂きました。見積内容の丁寧な説明はもちろん、こちらの悩みに対する具体的な提案も都度頂き、打ち合わせの度に信頼度が上がっていたように思います。
1つ石材を変更したり、色を変えたりする度にCGも作りなおして頂き、こちらの納得がいくまで対応して頂きました。
旅行前後も住宅メーカーによる予定外の仕様変更があり、困っていた私達に対して柔軟な提案、対応をして頂き、結果納得のできる外構となりました。(大変ご迷惑をおかけしました。)
安い外構業者は他にもあるかもしれませんが、しっかりとした会社パンフレット、参考になる施工事例カタログ等、ここまでしっかりした且つ提案力のある外構業者は他にないと思います。相談から施工完了まで丁寧で確実なお仕事をして頂き、本当にありがとうございました!!
素敵な外構に大変満足しております。外構に悩まれている方へ自信を持っておすすめします!重ねてありがとうございました!