和モダンに生まれ変わったガーデンスペース

リガーデン前は１．８ｍほどのブロック塀とフェンスがあるだけでした。アパートと公園に接していたため、多くの視線に晒されている状態。リビングの窓を開けられないのがお悩みでした。雨対策及びリビングの目の前に建っているアパートと奥側の公園からの視線をカットするために、ガーデンルームの「ココマ」を設置。隣地境界にある既存のフェンスではカバーしきれない視線をカットするため、上部にだけ磨りガラス調のパネルを取り付けました。しっかりと目隠しができ、プライベートな空間になりました。
リビング前のタイルテラスには、名古屋モザイクの中でも人気がある木目調のタイルを貼りました。タイルテラスは土上げしてあるので、リビングの延長のような奥行きのある空間になっています。目地を白くしてあるので、タイル一枚一枚が際立って見えますね。ガーデンルームの屋根のおかげで汚れが付着するのを防止でき、綺麗な状態をキープできます。フローリングをイメージしたタイルテラスの上には擬石貼りで仕上げた植栽スペースを造作。株立ちのシンボルツリーに光を当てれば、格子や壁に映し出される陰影でさらに美しさが増します。縦格子のゲートは和の趣を感じさせますね。
シンボルツリーと並んで、ガーデンスペースのフォーカルポイントポイントになっているのが中央に位置する立水栓。ホースリールを段違いに取り付け、オブジェのようにデザイン。水受けには段差を作らずに化粧砂利でデザインすることで、テラスとの一体感を演出しています。立水栓の両サイドからフットライトで上空を照らせば、屋根材に反射して夜のお庭全体に優しい明りが灯ります。
ガーデンスペースの前に設置したゲートの先は、飛び石状に敷いた自然石の平板と白い那智石の化粧砂利で和モダンの雰囲気を演出。リズミカルにガーデンスペースへと導いてくれます。化粧砂利は汚れ防止のため、角のないツルっとした丸いタイプを使用しました。
夜にはゲート下のライトが優しくあたりを照らし、幻想的な雰囲気になります。高級旅館のような園路になりました。落葉樹が色付く季節になれば、また違った魅力が出てきます。
夜のガーデンスペースはしっとりとした雰囲気を出すため過剰な光の演出はせず、やんわりと空間を照らしました。和の雰囲気は不思議と心を落ち着かせてくれます。今までとは違い窓を開けて開放感を味わうことができるようになりました。