新築エクステリア工事施工事例集
美しさと安全性にこだわった、心地良いナチュラルガーデン〜内藤様邸〜
予算超えでもプランナーとの創意工夫で叶えた一目惚れのガーデンプラン
ホテルのようなタイルテラスや、美しいデザインウォールによる目隠し、色鮮やかな芝のガーデン…ご希望が詰め込まれた図面を見て、一目惚れしてしまった!という内藤様。ご自宅の建て替えを機に、外構やお庭のリニューアルを検討する中、癒樹工房に出逢ったご夫婦。最初のご提案をご覧になって想定以上のガーデンデザインに「希望がほとんど詰まっている…」と感激して下さったようです。とはいえ、概算費用はご予算を大きく上回ってしまったとか。
自分たちが思い描いていたイメージ通りのガーデンデザイン、またはそれ以上のものを見せられると、やはり誰もがそれをすべて実現したくなるもの。それが営業の常套手段という考え方もあります。でも、逆にそれが可もなく不可もないデザインで、予算通りだったとしたら、「本当にこれで満足できるだろうか…?」という思いにも駆られるはず。せっかく素敵な家を新築して作り直す外構だから、後悔を残したくないものですね。
空間を効果的に区切る4枚の美しいデザインウォール
仕上がった門まわりは、3台分のカーポートが堂々と構えるワイドな駐車スペースが手前に広がっています。利便性を重視して駐車場と門まわりを一体化させているお宅もありますが、内藤様邸の場合は、人の出入りと車の出入りは明確に分けることで、気持ちも「寛ぎ」へとスイッチされます。
互いに少しずつ重なり合う高さの異なる白壁と、レンガタイル貼のデザインウォール、さらには立体的な景観を演出する木調のゲート…駐車スペースと明確に区切ったエントランスを抜けると、プライベートな空間が広がります。門塀のくっきりとした色のコントラストには足元の天然石が華やぎを与え、視覚的な心地良さにも包まれます。
視線をアプローチの先へと写すと、同様の白壁のデザインウォールが佇み、ハッとするようなアイストップになっています。
「壁で区切る」というと、なんとなくハードで圧迫感のありそうな印象ですが、外界やお庭とを効果的にゾーニングしつつ、景観的なアクセントとしてもスッキリと印象的な役割を果たしているようです。
見たくない景色は敢えて目隠しせずに華やかさに視線をシフト
お庭へ踏み進めると、外側からは想像できないようなナチュラルガーデンが広がります。一段一段大判タイルが貼られたゆったりとした階段、その傍らには明るい印象の木目調のガーデンフェンス、建物側のテラスに沿って続くのは華やかなグリーンベルトと淡い木目のタイルを貼り合わせたベンチ。これらが優美に調和し、玄関へと誘います。
ここで気付くのが左側にそびえ建つスチール製の高い塀。車両基地である隣地のものですが、この存在が気になっていたご夫婦。なるべくそれを見ないようにしたい、というご要望がありました。とはいえ、いくらこの塀を隠そうとしても、その高さまでガーデンフェンスや塀で目隠しすれば、逆に更なる圧迫感を生み出すことに。
そこで生み出されたのが、隠すのではなく、意識を庭側に向けるというアイディア。人の視線は自然に明るく美しい景色に向かうもの。そんな心理を利用したガーデンデザインにより、門を抜けた途端、華やかなベンチや植栽、その先の緑の芝へと自然に目線が動くのです。
すべてを目隠しするのではなく、むしろ創意工夫によって意識を別の部分へ向かわせる…。一見、心地良く素敵なお庭と思わせつつ、実はそこに深い趣向が凝らされているのです。
おしゃれなガーデンデザイン、だけではない安心と心地良さへの配慮
内藤様邸のエクステリアからは、ただおしゃれでカッコイイだけではない、心地良い工夫が要所に感じられます。それは長く使う場所だからこそ、の快適さや安全性への配慮。例えば、低くなだらかな階段には、体をしっかり支えてくれる手すりが備え付けられています。テラスには、外の空気やお庭の緑を楽しむために造り付けたベンチ。座面はゆったりと腰掛けられる高さで、安心感があります。玄関ポーチとテラスは同じレベル(高さ)とし、どちらからの出入りにも高い段差はなく、つまずく危険の少ない設計です。
癒樹工房さんを知ったのは、家の建て替えも決まり、いよいよ取り壊しのための引越し準備に取りかかろうという頃でした。
ハウスメーカー作成の平面図には、外構もあわせて作成してあったのですが、ありきたりでどこか殺風景な図面でした。
あちこち情報収集している時、ネットで見た癒樹工房さんの施工事例が素晴らしく、すぐにカタログを取り寄せました。その後、電話をさせていただき、現地でのヒアリングのあと、持って来ていただいた図面に一目ぼれしてしまいました。
ホテルのようなタイルテラスにしたい!隣家の高い塀を何とか目立たなくしたい!裏庭には芝生を!恰好いいカーポートも!などなど私達の希望がほとんど詰まっているイメージ図面でした。
しかし、実際つくるとなると、お金が問題になってきます。その図面通りつくるには、最初に伝えた予算よりはるかに高い金額でした。
「希望をすべて叶えると、これくらいの金額になります。後悔しないためにもまずは理想のイメージを見ていただいて、そこから削れるところは削る、我慢するところは我慢して、いいものをつくりましょう」との提案でした。
その後、予算を抑えるためアイデアを出し合い、何度も図面を直していただきました。結局のところ予算以上の金額でしたが、自分達が後悔しないため契約を決めました。
工事が始まり、徐々に形が出来てくるとわくわくしてきました。
工事の途中で、ちょっとした追加や変更をお願いした際も快く引き受けていただきました。
出来てみてビックリ!!完成した庭がイメージ図面そのままだったのです。当分のあいだ、庭について不満は何も出てこないでしょう…。理想のものが手に入りました。本当にありがとうございます。
内藤浩正