ガーデンリフォーム工事施工事例集
泥と雑草でストレスだったアプローチが使いたいと思える空間に〜下村様邸~
泥汚れと雑草との戦いに終止符を打つエクステリア
建売住宅では最低限のエクステリア工事を行い、お引き渡しすることがほとんどです。下村様邸も1台分の駐車スペースはコンクリート舗装されていましたが、アプローチは土のままでした。土のままでは、風が吹けば砂ぼこりが舞い、雨の日はドロドロになってしまいます。玄関まわりを綺麗にお掃除しても泥ハネなどですぐに汚れてしまう状態。また土であるがゆえに雑草との戦いが待っています。抜いても抜いても出てくる雑草には辟易してしまいますね。まずは生活のストレスになっているこの土のアプローチを改善する必要があります。アプローチは来客用の駐車スペースとしても使用できる部分であることと、駐車場でバーベキューをされるという下村様のお話から、アプローチはコンクリートで舗装することにしました。コンクリート舗装なら車の乗り入れもできますし、火を使っても問題ありません。今までみたいに玄関まわりが汚れることも、雑草と戦うこともなくなります。コンクリート舗装だけでは寂しい印象になってしまうので、コンクリートの無機質なイメージを和らげるため、道路境界側と玄関前には花壇をつくり植栽を入れました。自然のものを加えることで優しげな印象に変化します。
また道路境界側の花壇はサイクルスペースを認識させる役割を持たせました。花壇より内側には車が入れないようにすることで、サイクルスペースを確保します。また風が抜けていく土地のため、風が吹いても自転車が倒れないようサイクルスタンドも設置しました。そして玄関側には華やかな乱形石で半円状の花壇を造作。この花壇はベンチとしても使うことができるので、駐車場でバーベキューをした時にも腰をかける場所としても使用可能です。さらに花壇と一体になったデザインウォールの後ろにはモザイクタイルでデザインした立水栓を造作しました。バーベキューの時に必要になる水廻り機能を玄関前につけたので、わざわざ家の中に入らなくても手を洗ったりすることができます。様々な機能をアプローチに凝縮しました。かつてはストレスだったアプローチも使うのが楽しみになるアプローチに変身。お休みの日にはご家族で憩いの時間を過ごすことができるでしょう。
夜になると各所に設置したエクステリアライトがアプローチを明るく照らしくれます。アンティークなウォールライトの光が白いデザインウォールに反射し、空間全体を明るくします。ウォールライトのキラキラした陰影が印象的ですね。また照らされた植栽は夜も玄関前に彩りを添えます。道路境界側には背の低いポールライトを設置しました。足下の安全を確保すると共に駐車の際の目印にもなってくれます。
4年前、新築の建売住宅を購入しました。家の北側にあたる車2台駐車可能なスペースの片側はコンクリートの土間うちとなっており、玄関までアプローチはむき出しの黒土の上に飛び石を置いただけの外構になっていました。当初はこんなものかと気に留めていませんでしたが、実際生活してみると春~秋にかけてはアプローチまわりの草むしりに追われ、雨が降ると黒土のせいで玄関までドロドロになってしまう状態でした。そろそろこの現状から解放されたい・・・。との思いが強くなり、せっかく工事をするのであれば我が家に何か提案してもらえるところがないかとネットで検索したところ「癒樹工房」さんが目に留まりました。カタログ請求後、営業の方のお話しを聞くことになりましたが、土間うちプラスアルファくらいの期待感で望んだ私達にしてみると、良い意味で裏切られたといった感じでしょうか。素人にはとても思いつかない斬新な発想が沢山つまったラフスケッチを提案していただきました。次回からは本格的にデザイナーとの打ち合わせが始まり、ストレスを感じていた部分の解消はもちろん、もったいないスペースの有効利用に加え、ライフスタイルに合わせたご提案までいただき、とても衝撃的でした。何回も打合せを重ね、デザイン面、機能面、価格面ともに納得がいくところまで根気よくお付き合いいただき、ついにオンリーワンの玄関回りが完成しました。当初、草むしりと泥の問題が解消されれば良いと思っていたアプローチと駐車場は友人達とBBQも楽しめる新しい空間へと生まれ変わり、夜は優しい明かりで迎えてくれる心地よいエントランスになりました。ライフスタイルに合った、自分達好みの空間は本当に居心地の良いものだと毎日実感しています。私達の要求に沿うよう、何度もデザイン変更をしご足労いただいた小林さんをはじめ、現場監督の梶原さん、工事をご担当下さった森田チームの皆さま、丁寧なご対応本当にありがとうございました。
下村 雄次