お住まいとコーディネートしたデザインウォールで家に付加価値を

玄関前に目隠しがなく、通行人の視線が気になっていた葛西様。通りに面しているので、玄関を開けたときに家の中が見えてしまう状態でした。だからと言って、玄関前を壁やフェンスで覆ってしまっては、圧迫感もありますし、オリジナリティー溢れる素敵なお住まいが隠れてしまいます。そこで、家の中が通りから見えないよう葛西様邸のお住まいのデザインに合わせて、デザインウォールを造作することにしました。
お住まいの外壁の赤いラインと玄関ドアの色合いをデザインウォールに取り入れ、こだわりのつまったお住まいをより引き立たせています。ポストやインターホンカバーもお住まいのカラーを使い、イメージを統一。表札は琉球ガラスを使い、葛西様がお好きな沖縄の海を思わせるような、爽やかなデザインのものを選びました。光に揺らぐ透明感が美しい表札です。デザインウォールの手前には花壇をつくり、カラーリーフを植えています。カラーリーフは色とりどりの葉を茂らせ、玄関前をより華やかな印象に。玄関前に彩りを添えてくれるカラーリーフはお手入れも比較的簡単で、季節ごとに違った色合いを見せてくれます。
また沖縄がお好きな葛西様から、シーサーを置きたいというご要望を頂き、デザインウォールに風穴をつくり、シーサーを置けるようにしました。カラーリーフの中からさりげなくシーサーが顔を出していて、可愛いですね。
さらにデザインウォールの後ろ側には水道設備を設け、機能面を充実させました。お花の水やりやお車のお手入れの際にも便利な位置です。
デザインウォールには、アンティークで可愛らしいライトを取り付け、光に照らされたカラーリーフが、夜の景色にも彩りを加えます。デザインウォールのライトは暖色系の優しい光が特徴です。夜も玄関周りが明るく照らされているので、安心感を覚えます。ライトがあることで、夜の駐車もよりスムーズになりました。
また玄関前にあった既存の機能門柱はまだ新しく、処分してしまうにはもったいないので照明だけを残し、デザインウォールの横に配置。夜間の照明としてだけでなく、サイドヤードへの進入を抑止するアイテムとして再利用することに。
さらにこのリガーデンを機に、駐輪スペースとして使っていた部分も見直し、使い勝手がさらに向上しました。
お住まいのバルコニーの下を駐輪スペースとして使用されていましたが、出幅が小さいので雨風が吹き込み、自転車が濡れてしまうこともしばしば･･･。この問題を解決するために、駐輪スペースの場所は変えずに、バルコニーの下にサイクルポートを設置することにしました。リガーデン前よりも、自転車が濡れるのを抑制でき、お住まいへの雨風の吹き込みも軽減させることができました。サイクルポートを窓の前に設置したらお部屋の中が暗くなるのでは？と思うかもしれませんが、屋根材は透明なものを選定しているので、お住まいへの採光は邪魔しません。光を採り入れながら、生活が快適になりました。