セミクローズエクステリアはタイルテラスで使いやすく

スクエアな外観のご新築にマッチしたセミクローズエクステリアは、広々としたタイルテラスと天然芝の空間が自慢です。玄関ポーチと同じ種類のタイルを使用してつくったタイルテラスは、室内からお庭に出るのにも、テラス内でゆったり過ごすのにも適した面積を誇ります。歩きやすい幅と緩やかな段差で使いやすいタイルテラスは、一部がガーデンスペースの中央まで伸びています。タイルの道の先には、シンボルツリーを植えた植栽スペースをデザイン、一直線に植栽の元へ向かえるので管理もしやすくなっています。タイルテラスに使ったタイルの色は薄いベージュとボルドーの２種類。自然な濃淡を味わえるエクステリアデザインは、しっかりとメリハリが付いているので見ていて飽きませんね。また２トーンカラーのお住まいとも調和していて、一体感が感じられます。ボルドーのタイルで造作した花壇は、側面に可愛らしいモザイクタイルを貼っています。一部にのみ使用することで、花壇に特別感を与えることが出来ました。メインガーデンの内部の植栽スペースは全部で５つ。それぞれが違う素材でつくられているので、独自の世界観が感じられます。お庭の全ての角度から自然を感じることができ、眺めて楽しい空間に。

エクステリアのプライバシーを守るデザインウォールとフェンス

お庭を隣地や通行人の視線から守ってくれる頼もしい存在が、L字にデザインされた美しいデザインウォールです。横幅が広いデザインなので、圧迫感を感じないよう様々なアイディアで魅力を加えています。まず、ガラスブロックや木目の汎用材で採光・採風性をキープしました。大きな壁のみが広がっていると、風や光が遮られてエクステリア全体に暗い印象を与えてしまいますが、適度な隙間を儲けることで一年を通して明るく、爽やかな状態を保つことができます。デザインウォールの前には高さとデザインの違う花壇も設けて、フォーカルポイントをつくっています。それぞれに異なるタイプの植物を植えれば、また違った魅力が発揮できるでしょう。デザインウォールは左官仕上げで造作していますが、一部を擬石の貼り材でデザインしています。インターホンのある付近にのみ使っているので、門まわりに一層の特別感が感じられるでしょう。アプローチは色鮮やかなピンク系の乱形石をライン状に造作しています。見ごたえのある素材を見て欲しいところに効果的に使うことが、エクステリア工事を成功に導く秘訣です。玄関に向かって進むに連れ、目に入ってくるのはリビングルームの掃き出し窓です。人にはジロジロ見られたくないけど、囲うために大きな壁を設けるのはちょっと・・・という場合にピッタリなのが、縦桟のフェンスです。縦桟であれば角度によっては奥が見えずにプライバシーを確保でき、隙間があるので室内からお庭を眺める際には邪魔になりません。もちろん隙間がしっかりあるので採風性も抜群、縦桟フェンスはプライバシーと暮らし易さを両立させてくれるアイテムなのです。

エクステリアに艶やかな一面を加えるガーデンライト

アプローチを照らすガーデンライトは、あえて直接的な光を見せず、デザインウォールや植栽に隠して「こぼれ落ちる光」を表現させました。デザインウォールの隙間に設置されたライトの明かりによって、デザインウォール全体が淡く輝いているようですね。門灯として使ったのは地面に埋めて使うグランドライトです。あえて表札付近ではなく隣に擬石を照らすことで、幻想的な雰囲気をつくりました。擬石の凹凸によって生まれる影が印象的ですね。