ガーデンリフォーム工事施工事例集
洋風な坪庭の作り方~長橋様邸~
リガーデンによって湿気や日当たりの問題が解決
ご新築されてからしばらくの間、ガーデンスペースは土のままだった長橋様邸。ご新居に住んでから気がついたのは、水はけの悪さでした。また抜いても抜いても出てくる雑草に悩まされていました。周囲を建物に囲まれているため、湿度が高く、日当たりが悪いことが問題となっていました。
ジメジメとした空間を改善するため、ガーデンスペースに土を盛り、地面の高さを40cmほどかさ上げ。ご家族が集まる憩いの場にはタイルテラスをつくり、駐車場に向かって緩やかな傾斜をつけることで、雨水が溜まらないガーデンスペースをつくりました。
土のままとは違い地面がグチャグチャになることもありません。そして「コの字」型のお住まいの形状を生かして、タイルテラスと坪庭をドッキング。隣地境界沿いにはシンボルツリー用の植栽スペースとベンチを兼用した台座を設置し、ガーデンスペースの見どころにしました。お住まいの「コの字」型の部分には屋根が取り付けてあるので、雨の日も変わらず、お庭を愛でることができます。坪庭部分は一階の三方の窓に接しているので、どのお部屋からもシンボルツリーを眺めて楽しめます。
花壇に配置したウッドポールや背景のデザインウォールはシンメトリーで均整の取れたデザインに。植栽の美しさが強調されています。花壇につる性の植物を植えれば、将来的にはシンボルツリーの両側に設置した生木のウッドポールに草花を誘引することができるため、更に華やかな印象になります。
淡いクリーム色から黄土色まで色幅の大きい乱形石を使用することで、優雅な印象の花壇に仕上げました。日当たりが悪いと全体が暗く感じますが、タイルテラスや花壇に明るい色合いを使うことで空間が明るく感じられます。
花壇の上部には笠木として暗い色の方形石を取り付け、明るい色の乱形石とのメリハリを出しました。ダークトーンの方形石は汚れも目立ちません。
この花壇はベンチとしても使用できるので、腰をかけて植物を眺めても良いですし、バーベキューなどの外のお食事を楽しまれる時にも活用できます。
DESIGN POINT 2
雰囲気も向上するライティング
タイルテラスにはコーナー目地に沿って埋め込み型のグランドライトを設置。坪庭のシンメトリーなデザインに合わせて、規則的に配置しました。シンボルツリーも下からスポットライトで照らし、陰影が後ろのデザインウォールに美しく映えるように計算しています。ライティングを1つ入れるだけでも、昼の表情とは大きく変わり、夜も植栽の綺麗な姿を眺めることができます。