ガーデンリフォーム工事施工事例集
シンプルなエクステリアをナチュラルテイストなカーポートとガーデンルームでデコレーション〜金子様邸〜
DESIGN POINT 1
シンプルなファサードをナチュラルテイストなアイテムでデコレーション
人通りの多い三叉路に面した場所にある金子様邸。敷地の表も裏も往来の人の視覚に入ってしまうので、落ち着かない状態が長く続いていましたが、適切な囲いとガーデンルームのお陰でプライバシーの確保が可能になりました。ゆったりとした気分でお庭に出て植物を愛でる、当たり前でありながら最も大切な要素を満たしたエクステリアがようやく完成しました。シンプル過ぎる機能門柱から一転して、門まわりの必須アイテムは新しく設けたデザインウォールに凝縮しました。お留守でも大きな荷を受け取れる宅配ボックスのお陰で、ストレスを感じずに外出も可能になりました。
デザインウォールに組み込んだアイテムは全て可愛らしい雰囲気のものばかり。ロートアイアンの切り文字タイプのネームプレートと爽やかなブルーのガラス製のバーの組み合わせが素敵ですね。
リフォーム工事によって追加されたカーポートはファサード全体をしっかりとカバーしてくれる重要なアイテムです。玄関のドアと雰囲気を合わせるため、シルバーとブラウンを組み合わせた部材を選択しました。
金物がメインのファサードにもナチュラルテイストをプラスするため、カーポートの両脇の柱には生木の板材をフェンス上に取り付けました。濃い色のウッドフェンスが金物特有の冷たさを打ち消し、温かな雰囲気が醸し出されています。
ウッドフェンスの内側はライトとフックを完備し、使い勝手は抜群です。シャベル型のフックは可愛らしいワンポイントとして金子様のお気に入りのアイテムです。フックは様々な用途に使えますが、雨に濡れた傘もこの通り引っ掛けて乾かすことも出来ます。見た目と実用性を兼ね備えた見事なデザインですね。
夜のファサードは新たに取り付けたライトによってしっかりと照らされています。門灯とカーポートに取り付けたガーデンライトによって、夜の駐車もぐっと楽になりました。デザインウォールを凹ませた空間に取り付けたパーライトは、凹みの内部に取り付けたネームプレート、タイル、ガラスを優しく染め上げました。暖色系の温かな光が印象的なファサードは、夜のお客様の目を楽しませてくれます。
DESIGN POINT 2視線に晒されるメインガーデンはガーデンルームとフェンスで仕切りプライベート空間を確保
お住まいの裏側は道路より一段高くなっているものの、人の視線はなかなか遮断しきれていませんでした。今回のリフォーム工事でガーデンルームとともにフェンスを必要部分にしっかりと取り付け、人の視線を完全にカット出来るデザインにしました。
ファサードにも使った生木の板材は裏庭にもゲートとして使用しました。飾りとして取り付けたゲートは、落ち着きのあるカラーリングでお庭に安らぎをもたらしてくれています。
目の細かいアルミ製のフェンスで区切られた主庭内部は、金子様がゆったりと過ごせるプライベートスペースです。ガーデンルームのほかに椅子やパラソルなどのガーデンファニチャー、立水栓ユニットなど、お気に入りのアイテムたちで鮮やかに彩られていますね。真赤なバラとハイビスカスが印象的な空間では、充実した時間を過ごすことができるでしょう。
テーブルの前の床面は石材ではなく土の面を残してあるので、植栽スペースとして使用可能です。水やりのための立水栓も隣にあるので、植栽のお手入れはやりやすくなっています。
敷地いっぱいに使ったガーデンルームは植栽とカーテンに彩られてアジアンテイストに仕上がっています。お気に入りのソファと絨毯で青く染まった室内は、まさに新たに一部屋を追加したかのような空間ですね。
オプションの内部日除けも完備してあるので、ガーデンルーム内部は日光からも人の視線からもストレスを受けない場所になっています。カーテンを揺らす風を受けながらお気に入りの部屋で過ごしていると、つい時間を忘れて過ごしてしまいそうですね。ガーデンスペースのコーナーにはコンパクトなポールライトを取り付け。眩しすぎないほのかな灯りがお庭に優しく照らします。淡い光なので光源がテーブルの近くにあってもストレスを感じず寛げそうですね。
「四季に花の絶えないおいしい庭」をテーマに
マイガーデンを構築しはじめて一年が経ちました。とても狭い庭ですが春夏秋冬いつも花が咲くように又、いつも収穫が得られるように1坪栗園の他に5種のベリー(ブルーベリー、ジューンベリー、ストロべリー、ラズベリークランベリー)と3種のかんきつ系果樹(小みかん、レモン、花ゆず)を植えました。
マイガーデンの特徴は以下の5つです。
①アジアンリゾートをイメージしたガーデンルーム
→細長い南側の庭に居心地の良い1部屋ができました。
色の剥げていたシェルフに自分でペンキを塗って真っ白に、アレカヤシとハイビスカスがリゾート気分を盛り上げてくれています。
②フェンス際に赤、黄、青のイメージカラーに分けて植栽
→赤黄のバラと青のクレマチス、愛のカロラィナジャスミン、赤と黄の実のなるラズベリーなどをエリアに分けて植えました。かんきつ系は陶器鉢の中に蓄水機能のあるプランターを入れ大きくなりすぎず水やりの手間が省けるよう工夫しました。ゆりやアバカンサスなどの球根、ハーブ、宿根草でナチュラルな庭です。
③狭小地ながら木質感を活かし変形対応させてカーポートと人通りの多い三叉路の視線を上手に防いだ門柱。
→カーポートにはシャベルとスコップの形をした傘掛けをアクセントに付けました。
門柱には留守がちな我が家のために大きい宅配ボックスを配置。夜になるとライトがつくので駐車もしやすくなりました。
④ひとつぼながらも実りにあふれた菜園
→冬はほうれん草、かぶ、葉菜がたくさん収穫できました。今はストロベリーが赤くなっておりミニトマトとナスを植えましたガーデニングの道具が増えたのでガーデンルームの下に作った大きな収納庫が便利です。
⑤パラソルとカフェテーブルを何とか置けたテラス席
→フェンスを木目調に変えて隣からの視線も防げテラスで休憩ができます。収穫したものを洗える
立水栓は評判が良く何人もの人にほめられました。夏場に使うミスとシャワーも涼しくて気に入ってます。癒樹工房の原田さんは大変上手なイラストと豊富なアイディアで私のイメージを実現してくれました。一緒に庭に立って考え女性の感性を生かして工夫し続けた。
1年間はとても楽しく実りあるものでした。植える品目や土作り手入れの仕方のアドバイスを何度もいただきガーデニング初心者の私もいろいろ覚えました。
納得できるガーデニングを作ることができ心から感謝しています。
金子朋子