ポイントはレッズの「赤」と隠れ富士

Ｓ様邸のエクステリアは、「帰りたくなる家」をコンセプトにデザインさせて頂きました。「帰りたくなる家」とはどんな家でしょうか？
癒しを感じられる空間であったり、気持ちをハッピーにしてくれるアイテムに囲まれていたり・・・いろんな要素が関係していますね。Ｓ様のご要望やお好きなものについて伺い、その内容をエクステリアに反映させ「帰りたくなる家」を実現させました。Ｓ様からのご要望のひとつは、好きなサッカーチームのカラーを取り入れてほしいというものです。Ｓ様が応援されているサッカーチームのカラーは“赤色”。人目を引く赤色をどのようにアクセントとしてエクステリアに取り入れるかがポイントでした。まずエクステリアに取り入れたのが、赤色のポスト。ポストひとつだけでもインパクトのあるファサードに変身します。
しかし印象的なファサードにしてくれるのは、ポストだけではありません。ポストに合わせたのは、赤いガラスブロックです。この赤いガラスブロックを組み込んだデザインウォールの後ろには、マリンライトを設置。夜は縦に並んだガラスブロックを裏から照らすことで、明るく光るレッドのラインがファサードを鮮やかに染め上げます。
この赤色のポストとガラスブロックを引き立てるのは、花壇と融合したデザインウォール。デザインウォールは門まわりにのみ造作し、スッキリとしたエクステリアにデザインしています。デザインウォールは白をベースに造作し、赤と白のコントラストが美しくなるようにしました。花壇に使用したレンガも、その中に敷き詰めた化粧砂利も白で統一。爽やかさも感じられるファサードに。
そしてさりげなくレッドをプラスしているのは、デザインウォールの前に咲く一輪の薔薇です。植物を活用してナチュラルな雰囲気を演出しながら、ポイントカラーでもある赤色を足し算しました。お好きなサッカーチームを連想させるデザインは、見るたびに気持ちをハッピーにしてくれますね。
Ｓ様のもう一つのご要望は、隠れ富士をデザインに入れてほしいというもの。駐車場前を乱形石でデザインし、玄関に向かうにつれて大きく広げ、隠れたワンポイントであるポスト前の隠れ富士へと足を向かわせるようにしました。来客の方もこの隠れ富士を見つける楽しみがありますね。床面の乱形石は落ち着いたカラーで重厚な雰囲気を演出し、空間の引き締め役にもなっています。毎日通るアプローチに、Ｓ様のお好きなデザインを施し、「帰りたくなる家」に。