新築エクステリア工事施工事例集
優しさに包まれたナチュラルオープンガーデン〜梶原様邸〜
爽やかな雰囲気に包まれた、お庭で遊びたくなるくつろぎガーデン
旗竿地を感じさせないほど広いお庭の梶原様邸。構造物はあまり設けず広さを実感できるお庭にデザインし、開放的なオープンエクステリアになりました。自然を感じさせる植栽は手入れしやすいよう最低限にとどめながらも、外で長く過ごしたくなるようなお庭をコンセプトに設計しています。
開放感を感じていただくために、タイルテラスの上に造作したガーデンルームはオープンテラスタイプを選択しました。屋根と1スパンごとに配した前柱が、モダンな印象と使い易さを高めています。
ガーデンルームのオプションの内部日除けを開けば、日差しを大幅カットでき夏の日でも涼しくお過ごしいただけます。ガーデンルームに扉を設けなかったおかげで風や太陽の光を肌で体感でき、自然を身近に感じられるテラスになりましたね。
旗竿地は駐車場を兼ねた細い通路を経た先に敷地があるので、通常は通路の先には土地を区切るように門扉などを作りがちです。今回は広いスペースを活かすため、あえて仕切るものを設けずお庭まで一直線にしました。白を基調とした爽やかなお庭なので、構造物で囲って外から見えないのはもったいないですね。
全体の統一感を大事にするために、デザインウォールもポストなどのアイテムも色合いを抑え、シンプルにデザインしました。ネームプレートとともに横に走るラインのタイルもポストも薄めのカラーなので、ホワイトでまとめたお庭にとてもマッチしていますね。
ポールライトを効果的な場所に配置したので、暗くなってもアプローチは明るいですね。オープンエクステリアはデザインウォールや門扉を取り付けない分、心理的に夜は不安ですが、ライティングを充実させることで不安は解消されます。テラス脇のポールライトが煌々と光り、シンボルツリーを美しく照らしあげてくれていますね。光は奥のデザインウォールまで届き、白いキャンバスに木の影を描き、自然の美を感じさせてくれます。
様々な植栽で彩り、いつでも緑の息吹が感じられる空間に
コンクリートとタイルでデザインした長方形の断続する床面の間にはリュウノヒゲで草目地を作りました。リュウノヒゲは管理がし易い植栽なので、草目地にはぴったりの下草です。白一色の床面に緑のラインを走らせることで、ローメンテナンスながらもナチュラルさがぐっと向上しました。
お子様の遊び場としても期待できるのは、この人工芝のスペースです。人工芝の下はコンクリートではなく砂利などなので、転んでも安心ですね。透水性もあるので水たまりも出来ず、メンテナンスフリーのお庭の優等生です。
デザインウォールは立水栓と合体させたので、壁の裏側に蛇口があります。ワンポイントのイルカの取っ手が可愛らしいですね。玄関へと伸びるアプローチにも草目地を絡めています。
お庭のコーナーには洋風の物置、カンナを配置しました。これひとつを置くだけでお庭の雰囲気がガラリと変わるような存在感ですね。可愛らしいうえに収納力もバッチリなので、洋風のお庭には必ずマッチするアイテムです。
隣地境界にある低めのメッシュフェンスをカバーするように、生垣をプラスしました。植栽を育てるのが苦手な方も花壇のようにしっかりと区切ることで、心理的に管理しやすくなります。
この度は、我が家の庭を素敵なお庭にして頂きありがとうございました。
今回、家を購入し思いがけず広い庭を所有する事になり庭をどの様にするか家族で何度も話合ってきました。
最初主人は自分でやると意気込んでおりました。しかし、ズブな素人が何をしても無駄となるだけだろうと反対しました。当然プロにお願いすればお金もかかるので私の案に反対する家族もおりましたが、結果、お金をかけてよかったです。味気ない建売住宅が世界に一つだけの我が家となりました。自分達が暮らすのはもちろんのこと友人を家に呼ぶのもとても気分が良いです。
担当の遠藤さんと打ち合わせをする中で、庭の手入れは一切いたしませんと言ってきた私ですが、涼しくなった今雑草が出てきたら丁寧に草取りをする様になりました。
花壇スペースにまだお花は入れておりませんが、来年春には色とりどりの花を咲かせたいと思います。
梶原朋子