花を長く楽しみたい方にオススメ♪
花を植えるなら長く楽しめる方が良いと思われる方も多いのではないでしょうか?
長い花姿を楽しみたいという方にオススメなのがクルクマという植物です。
スマートな姿で多くのガーデナーに愛されているクルクマについてご説明したいと思います♪
クルクマは熱帯アジア原産のショウガ科の大型多年草です。
別名ウコン(鬱金)やクイーンリリー、ヒドンリリーとも呼ばれています。ウコン生薬(飲む前に飲むあのドリンクですね!)などに利用されていますが、観賞用に園芸化が進み、ペティオラタなど彩り豊かな品種が園芸店などで販売されています。
クルクマという名前は、根が黄色いことからアラビア語の黄色を意味するクルクマから名づけられました。
クルクマの最大の魅力は鑑賞期が長いことですね。
品種にもよりますが、かわいらしく優雅な姿を2か月ほど鑑賞することができます。これは花ではなく苞(ほう)が美しさを保ったまま、下から順に開花し結実を進めるためです。
苞の内側にあるピンクや紫の部分が花です。群植するととても見応えがありますよ!
草丈1m位のものもあり、とても存在感がありますが、一般のガーデナーには背が低い矮性種の方が人気です。
クルクマは切り花にも向いていますので、お部屋に飾るのも良いかもしれませんね♪
熱帯アジアに40種ほどが分布しており、そのうち日本での栽培に適しているものが園芸店やホームセンターなどで販売されています。
苞と花の彩りの組み合わせの違いなど、様々なバリエーションを楽しむことができます♪
クルクマは湿り気が多い土を好みます。
水切れすると葉が丸まったり、苞が枯れこむと美しさが損なわれてしまいますので、土の表面が乾く前に水やりをしましょう!
鉢栽培の方が管理をしやすいのですが、少しの風でもあおられて鉢ごと倒れやすいので、どっしりとした大きめの鉢に植えることをオススメします♪
冬場の管理は、秋ごろに掘り上げてオガ屑などの中で乾燥させたまま10℃程度を保った屋内に置いておきます。
3月頃に植え付けると、再び鑑賞することができるようになります。
クルクマのすらっとした姿が庭の良いアクセントになります。
選ぶときは彩りも大切ですが、草丈の高さに気を付けることも重要です。草丈が高いものは、たわみが生じ、すっきりとした印象からかけ離れてしまうことがあります。
草丈が高いものを育てる場合にはトレリスや支柱などを利用すれば、魅力を十分発揮してダイナミックな庭づくりができることでしょう。