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お隣の敷地を取得し、これまでの不便を全て解消し、念願のお庭を作りたいと希望されていた石川様。特に1台用だったカースペースを２台用にしてカーポートを設置したい、お庭で愛犬と寛げるように目隠しが欲しいと希望されていました。そこで、広くなった敷地全体の統一感を図るため、ファサードを新たに作り替え、重厚感あるファサードデザインをご提案させていただきました。お庭は愛犬と外からの視線を気にせず過ごせ、光・風・緑といった自然の恵みもふんだんに取り入れながら至福の時間が過ごせるようなプライベートリゾートガーデンへと変化を遂げました。
2台用のカースペースにはシャッターゲートを配置。存在感があるシャッターゲートは、敷地を占める割合が大きいので、全体のボリュームバランスを考えないといけません。ファサードのデザインウォールには木端積みの疑石化粧ブロックを使用し、シャッターゲートの重厚感に負けないようなデザインにしました。アクセントでライムストーンのラインを付けスリット穴も設けることにより、重くなりすぎず軽やかさと抜け感のあるすっきりとした印象のファサードになりました。また、お住まいのバルコニーで使われている木調素材をシャッターゲートの壁とデザインウォールの笠木に使うことでバランスが取れ、全体に統一感が生まれました。
玄関までのメインアプローチは、二段階に構えたデザインウォールによってゆとりがあるアプローチに。そのアクセスポイントには植栽スペースが設けられ、目を楽しませる風景の中、歩を進めることができます。また、駐車スペースから玄関までのサブアプローチは目にも鮮やかな人工芝が敷かれ、グリーンと飛び石とのコントラストがリズムカルな軽やかさで明るさに包み込まれた空間に。その途中のデザインウォールの裏側には収納庫を設け、機能面も充実した無駄のない工夫が施されています。駐車スペースからメインガーデンへのアプローチには、自然石の大判の一枚板を飛び石に使用。あまり日常では目にしない素材を散りばめ、非日常的空間を楽しむエクステリアに。ファサードの重厚感に負けない調和のとれたエクステリアデザインとなりました。
お庭で愛犬と外からの視線を気にせず過ごせ、光・風・緑といった自然の恵みもふんだんに取り入れながら至福の時間が過ごせるようなプライベートガーデンが完成いたしました。広いタイルテラスは単調にならないようタイルの種類や貼り方で変化を付けています。６００角の大判タイルをテラスに貼り、パーゴラエリアの床は方形の石を斜めに貼って広がりのあるゆったりとしたデザインに。少し日常とかけ離れた感覚を与えてくれます。テラスの段差は小型犬のため10cm以下になるようにして愛犬にも優しい空間に。お庭のフォーカルポイントになるフレームパーゴラは、シェードも取り付け日差しがカットできるので季節を問わず過ごすことができます。目隠しフェンスはデザインウォールと絡めながら、単なる目隠しフェンスではなく、魅せるフェンスに。フェンスとタイルテラスの間には植栽スペースを設けましたので、四季折々の草花が楽しめ、五感にも響く癒しの効果を与えてくれます。暮らしの豊かさが物質的なことからクオリティオブライフへと変わってきた昨今。それに相応しく、お庭で過ごす時間が充実したOFFになるようなプライベートガーデンへと様変わりしました
重厚感あるファサードの夜のライティングは、お互いの明るさを尊重し合うような配置や距離に配慮したデザインにいたしました。門周りとカースペース、建物との明るさバランスを取りながら、安心と奥行きが感じられるファサードに。お帰りなさいのライティング効果で家族を優しく包み込み迎え入れます。テラスのライティングは夜も出たくなるようなくつろぎのナイトガーデンに。それぞれの照明が役割を担って効果を発揮しています。フレームパーゴラの柱に取り付けた2対のマリンライトが優しく床面を照らしテラス全体を浮かび上がらせています。また、植栽スペースのポールライトやアッパーライトが風にそよぐ木々や葉を幻想的に映し夜景を楽しむライティングに。目隠しのデザインウォールにもマリンライトが反射し白い壁を輝かせています。ライティングはお庭を空間だけの「モノ」から豊かな暮らし「コト」に進化させることに一役買っています。室内からお庭へ一歩進めば心地良い癒しのナイトガーデンが心を整えてくれ、明日への活力をチャージさせてくれることでしょう。
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