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事務所兼ご自宅のリフォームをされることになり、その機会にエクステリアも一新されることに。海がお好きだというお話から連想したエクステリアは、ブルーをアクセントカラーに使い、薄暗いイメージの駐車場を明るい雰囲気に変えてくれます。ナチュラルな素材にこだわったガーデンスペースは爽やかな風が抜けていくことでしょう。栗田様手づくりのレリーフを飾り、楽しいが詰まったエクステリアリノベーションになりました。
正面のデザインウォールは、ハードウッドを使い造作しました。横に走るブルーのラインは栗田様が大好きな海を連想させます。アクセントカラーが入ることで、より印象深いファサードに。デザインウォールはあえて折り返しをつくり、厚みを持たせることで存在感を際立たせます。木の雰囲気だけでも十分素敵ですが、柔らかい印象が強くなってしまうので、三方を金物の化粧材で囲い、男性的な無骨な要素をプラス。そうすることでファサードを引き締めます。
ガレージの入り口には栗田様がつくられたシーサーを飾ります。シーサーが沖縄の透き通る海を思わせますね。また、アルミ角柱とデザインウォールの奥には広々したウッドデッキ空間をつくりました。ウッドデッキの上でも趣味の道具を広げて整理したり、メンテナンスしたりできます。趣味に没頭して時間を忘れてしまいそうですね。そこはまさに、大人の秘密基地。子どもの頃のようなワクワクした気持ちになれます。ガーデンスペースにあると便利なカウンターは収納棚を付け、立ったままでも使えるようにしました。デザインウォールには、栗田様のご家族がつくられた作品を飾り、眺めて楽しい空間に。手づくりのアイテムがあるだけで、愛着が増しますね。
階段を安全に上り下りするには、階段の存在をしっかりと認識できるようにすることが大切です。踏面の先端には青いモザイクタイルを使い、パッと見ただけで階段を認識させます。ファサードのアクセントに使用したブルーのアクセントカラーとも合うので、全体としてイメージが統一されます。既存のテラス屋根はクリアな屋根材に交換し、アプローチ階段に光が届くようにしました。屋根材の色を変えるだけで、空間が一気に明るくなりますね。またテラス屋根の柱は天然木で隠しました。ナチュラルな空間にアルミの無機質なものがあると景観を損ないます。そうしたものは極力見せないようデザインしました。既存の手すりも天然木で覆い、ナチュラルな雰囲気を演出。天然木を使うことで、正面からのイメージと繋がりが生まれます。
隣地側にはすでにフェンスが設置してありましたが、アルミ素材のフェンスでしたので、マリンルックなエクステリアとイメージが異なります。そこで既存のアルミ形材フェンスに木材を直接付けることで、木の温もりを感じられるようにしました。そうすることでコストカットでき、余分な費用をかけずに済みます。今あるものも上手に活用しながら、全体の雰囲気と調和させることができました。
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