ご両親から受け継いだ土地に新居を建て直した岸本様邸。以前のお庭から引き継いだ梅の木を大切に残しながらも、今度はご自分たち家族がワクワクするような機能性とアクティビティに富んだエクステリアを叶えたプランは見どころ満載!
お子さんたちとのガーデンライフ、そしてこだわった夢のガレージライフを満喫できるお庭では、ご家族で過ごす時間がさらに充実したものになりそうです。
お客様からのご要望
- 通り沿いに面しているのでクローズ外構にしたい
- 2台分のガレージが欲しい
- 子供達と寛げるお庭が欲しい
ご両親から受け継いだ土地に新居を建て直した岸本様邸。以前のお庭から引き継いだ梅の木を大切に残しながらも、今度はご自分たち家族がワクワクするような機能性とアクティビティに富んだエクステリアを叶えたプランは見どころ満載!
お子さんたちとのガーデンライフ、そしてこだわった夢のガレージライフを満喫できるお庭では、ご家族で過ごす時間がさらに充実したものになりそうです。
白と黒のモノトーンを基調としたシンプルモダンなお住まい。この建物に2台分のガレージを格好良くレイアウトした外構デザインを求め、癒樹工房に出逢ったという岸本様邸。当初は住宅メーカーから紹介された会社に何案かデザインを提案してもらったものの、今ひとつイメージと合わず…。色々とネット検索をする内、気に入った商品を施工した事例から知る事になったとか。
ご両親が住んで来られた土地に新たに建て替えたご自宅は、狭い前面道路からの目線も入りやすいため、周囲を構造物やフェンス等で囲むクローズドスタイルに。ファサードともなっているシャッターゲートにはシックなタイルがあしらわれ、上品な存在感で周囲の街並みにも溶け込みます。その上半分以上は間隔の開いたパイプシャッター。むしろ見せたくなるようなお洒落な玄関前には視線が通り抜ける、ほどよい開放感を演出しています。
通り沿いには高さのあるガレージ側面の木調パネルが迫っていますが、この前にはリズミカルに角柱と木々を配し、立体的で変化に富んだ景観が展開します。グリーンと木目、その鮮やかな素材や色彩のコンビネーションは、通り沿いを歩く人の目も引きそうですね!
ご夫婦がもっとも必要性を感じていたのが、2台分のガレージ。ご自身でも色々とネットで探し回られたそうです。結果としておふたりが選ばれたのは、居住性と機能性を併せ持った「スタイルコート」(リクシル)。大事な愛車を格納できる事はもちろんのこと、部屋のように趣味に没頭したり、収納棚を付けたり、庫内で寛ぐこともできたりと、ポテンシャルの高さで注目度も高いガレージです。内部には照明も設置されているので、夜ちょっとした屋外作業を行う時も居心地が良さそうです!
また、この商品のメリットといえるのが、側面を開口部にすることができるという点。岸本様邸ではガレージを玄関の横にレイアウトしたため、玄関側の側面は擦りガラスの折れ戸に。雨の日などは前面から回り込まなくても、折れ戸を開ければ玄関にアクセスできて、お買い物の荷物を運び入れる時にも便利です。ガレージ選びには特にこだわられただけに、愛着もひとしおですね。
幅広いステップがのびやかに玄関ポーチへと続くエントランス。この広々としたレイアウトが、玄関前のゆとり溢れるデザインのポイントとなっています。例えば、ポーチのレベルは主庭のテラスと敢えて同じ高さにすることで、空間の広がりを印象付けます。
ステップに向かって伸びるのは、門扉とシャッターゲートから伸びるダイナミックな2本のタイル貼のアプローチ。特にゲートから斜めに伸びるワイドなアプローチは、タイルを5列に渡って貼り合わせ、玄関へとダイナミックに視線を誘導します。
その傍らに佇むのは明るい木目天井のカーポート。柱は景観を邪魔しない片支持タイプで、すっきりとしたデザインが景色に溶け込みます。
金属のシャッター、磁器質タイルにコンクリート、エントランスを構成するテクスチャーはハードなものが多いため、冷たく硬い印象になりがちです。それを和らげてくれるのが、お庭を隔てるL字の白壁の前に植え付けられた緑豊かな草花とオリーブの木。背後の左官壁とも相性が良く、オリーブの深い緑がエキゾチックな雰囲気を演出しています。
その傍らに添えられているのが、小さなモザイクタイル貼のガーデンシンク。水やりにもちょうど良い位置に備え付けられた立水栓は、温かみのあるタイルの表情と、さりげない存在感でもう一つの玄関前のアクセントにもなっています。
ご両親が大事にされてきた梅の木、これを眺めるようにデザインされたテラスには、2つのテイストのタイルを貼り合わせたフロアが広がります。
部屋から出た上段には、白を基調とした上品な磁器質タイル。一段降りた下段には、まるでウッドデッキのような木の風合いを再現した木調タイルのテラス。趣の異なる2つのフロアは、景観に変化を生み出すだけでなく、さまざまな使い分けも。例えば、上段はちょっと一息入れたい時に過ごす場に、下段はお子さんたちを気兼ねなく遊ばせるスペースとして…。
周囲には近隣の目線をさりげなく遮ってくれる低めの木調フェンスと、L字のデザインウォールを配し、ナチュラルな景色を演出。このデザインウォール沿いにはL字型のベンチも造作されており、テラスに寛いだ気分を漂わせてくれます。
土だけだった以前のお庭はお子さんたちも出づらく、遊びにくかったそうですが、今では気軽に出て自転車で走り回ることもできるようになったとか。ペットのワンちゃんも日々駆け回っているそうで、運動不足など無縁の毎日ですね!夏にはプールを出してお子さんの水遊びも計画しているとか。
大人たちもベンチに腰掛けて、お子さんたちの姿をゆっくりと眺めれば、安らいだひとときを過ごせそうですね。
今回は、築50年近いご実家を新築で建て直された岸本様にインタビュー。ハウスメーカー紹介の外構会社となかなか納得のいく進行ができず、悩んだ末に癒樹工房にご相談いただいた岸本様。ガレージ優先でお庭づくりをスタートされた岸本様が手に入れられた、理想のお庭とは? 完成までのエピソードをお伺いしました。
もともと祖父母や両親と一緒に住んでいて、独立してからは別のところにずっと住んでいたのですが、両親も亡くなり、築50年以上経っていたこともあり、建て直すことにしました。祖父母や両親は庭いじりが好きで、生前は毎日手入れをしていましたが、亡くなってからは手入れもほとんどできず、維持するのもなかなか大変だったので、庭はできるだけ手のかからないものにしたいと考えていました。
もともといろいろなハウスメーカーを検討しようと思っていたのですが、はじめて訪れた住宅展示場で最初に入ったハウスメーカーの展示を見て、その場でパッと即決しました。たまたま店頭に飾られていた風船に子どもが釣られたことがきっかけだったのですが(笑)。そこから他社との比較をすることもなく、新築の計画を進めていきました。去年の夏頃から着工して、コロナの影響もあり遅れてしまいましたが、今年の3月頃ようやく完成しました。
実はハウスメーカーに紹介してもらった外構業者と、家と同時進行で打ち合わせを進めていたんです。ただ、なかなかピンと来る仕上がりが出てこなくて。こちらの希望をいろいろとお伝えしても、なかなかその希望通りには行き着かず、毎回返ってくるものがイメージと違っていました。プランも平面図だけしかないので、あまりイメージもできなくて。一番のリクエストとして、“車2台分のガレージ”を希望していたのですが、そこでもなかなか良いプランがもらえず……。最終的には「ガレージは自分で探すから、それ以外のところをお願いします」とお伝えしました。
はい(苦笑)。どちらかというと、外構業者ができないのなら自分で探そうと、仕方なくでした。それで家の引き渡し後に外構工事スタート(ガレージ以外)のスケジュールになっていたので、とにかくガレージを探さなければといろいろと探していたら、癒樹工房さんを見つけて。当初お願いするはずだった外構業者とはすでに契約もしていたのですが、ちょうど担当の方が退社してしまうことも重なり、もともと納得がいかないまま進んでいた部分もあったので、そのタイミングで白紙に戻したんです。それがちょうど家ができた3月頃の話ですね。
そこからすぐ癒樹工房さんに相談して、お願いすることにしました。ただ、途中まで前の外構業者と進めていたので、先に決めていたゲートだけは使わなければならず、そのゲートありきでプランをつくっていただくことになりました。今思えばそれもなく最初から全部癒樹工房さんにプランをつくっていただけていたら、もっとスムーズだったかもしれませんが。けれど、制約があるなかでも素晴らしいプランを立てていただけたのはうれしかったですね。図面も3Dでとてもイメージがしやすかったです。
癒樹工房さんはガレージを自力で探していたときに『TOYBOX(トイ・ボックス)』を見つけて、どこで施工できるのだろうと調べているときに見つけました。最初はガレージだけ施工してもらうイメージだったこともあり、他社との比較検討は一切しませんでした。結局、『TOYBOX』は使わないことにしたのですが、最初にホームページを見て、ほかにもたくさん良い感じのデザインが載っていたので、そのあたりをうまく取り入れたいなと思っていました。
最初の打ち合わせである程度イメージをお伝えして、すぐにタタキのデザインを見せていただいたのですが、そこで「あぁ、安心しておまかせできそうだ」と感じました。その時の提案が、それまでの外構業者にはなかったものばかりで、やっと求めていた“提案”というものをしていただけたという印象でした。
ゲートの制約があったので、それ以外の希望はあまり細かくはお伝えせず、最初はおまかせしました。そこで2パターン考えていただきましたが、完成した庭は最初のプランから大きな変更もなく作っていただきました。ただこちらの希望どおりに作るだけでなく、実際に生活しているなかでの使いやすさや空間の分け方など、私たちが気がつかないところまで提案をしてくれたのも良かったです。ライトアップに関しても、最初はあまり深く考えていませんでしたが、実際に生活してみるとその必要さに気づけて。さすがプロだなと思いました。
期間としては当初の予定より少し遅れましたが、現場の職人さんたちも皆さん良い方ばかりで、気さくに話しかけてくれて、とても安心感がありました。子どもたちも作っているところに興味を持っていて、少しずつ庭が完成していく様子を楽しんで見ていました。
家が完成して外構がまだできていなかった頃、外は土だけの状態で庭で遊ぶこともできませんでしたが、今では子どもたちが自転車で走り回ったりして遊んでいます。犬も庭で散歩できて、今まで公園に行かなければできなかった遊びも家のなかですべて完結できていることが、すごくありがたいです。また、もともと庭にずっとあった梅の木はそのままシンボルツリーとして残してもらったのですが、ほかにも一部土を残している部分があるので、ゆくゆくは園芸などもやりたいですね。11月に完成したので、暖かい季節になったら、外でバーベキューをしたり、プールで遊んだり、ガレージのなかで作業したり、いろいろとチャレンジしたいことがたくさんあります。
実際に完成して、とても満足しています。もともと自分で作ったりするのも好きだったので、出来ない部分は自分でやろうと考えたりもしていたのですが、やっぱり実際やるとなるとなかなか難しいですよね。なので、やろうと思っていてなかなか自分でできないという方にはぜひやってみてほしいですね。そしてせっかくプロにお願いするので、ほかとは違う庭にしたいという方にもぜひおすすめしたいです。
費用はかければかけるほどいいというものではないですが、最初にお願いしていた外構業者は、最初に“もっとも費用がかからない低いプラン”からスタートしていくやり方でした。その一方、癒樹工房さんは“一番費用をかけた場合のプラン”から引き算していくやり方で、まったくアプローチの仕方が違っていたんです。好みもあるとは思いますが、私はMAXのプランから引いていくやり方のほうが良いと感じました。結果、当初考えていた予算の倍以上にはなりましたが(苦笑)、だとしても自分が納得できるような良いプランを提案してもらったので、満足度はとても高いです。実際、外構はなかなか作り変えるものでもないですし、であればせっかくなら納得のいく、気に入ったものが作れたほうが良いですからね。
ありがとうございました!これから四季折々で、いろいろなお庭の表情が見られそうですね。これからもお庭でいろいろな楽しみ方を見つけていただけるとうれしいです。
思い入れのあるご実家の想い出とこれからの未来がうまく融合されたお庭が完成しました。季節が変わるごとに、昔からある梅の木とともに、新しいご家族の想い出がたくさんつくられていくことを、これからも楽しみにしています。