0120-690-695
受付時間 10:00-20:00 [毎日受付]
お気に入りの車やバイクを整備するための工具やガーデニングに欠かせない道具、スノーボードやマウンテンバイク等さまざまなアイテムを保管することが出来る物置。敷地の奥に配置してしまいがちで、物も一度入れたら中に何を入れたか忘れてしまう事もありますね。
 
物置の中身をあまり意識できないのは、配置場所以上に購入した物置と家の方の使い方が上手くマッチしていない可能性もあります。購入して組み立ててから、いまいち使い勝手が良くない事に気づいた・・・なんてことにならないように、我が家に必要なのはどんな物置かをしっかりと見極めてから購入しましょう。ここでは使い方、家の置かれている状況から逆算した正しい物置選びのポイントをご紹介していきます。
 

物置の使用用途・何をしまう為に買うのかを考える

物置はあくまで普段使わない大型のアイテムを収納する為の空間なので、ほかのガーデンアイテムよりも意識に上らないものです。そのため、大きければいい、目立たなければいいと考えて深く吟味せずに買ってしまい後悔するケースも見受けられます。まず、我が家にはなぜ物置が必要なのか、物置を買って何をしまうのか、そこから考えていきましょう。
 

物置にしまいがちな物をしまい易くするためのポイント

まず、物置にしまうものと言ったら灯油や水を入れたポリタンクや冬用のタイヤ、ゴルフやスノーボードなどのアウトドア用品が主なものですね。最近では災害に備えて非常用の防災用品も欠かせません。ただ、どんなに必要な物も必要なタイミングですぐに取り出せなければなりませんので、物置を開けると収納しているものがすぐに分かるように置きましょう。
 
まずは内部を見やすくするための工夫の第一歩としては、2枚扉よりも3枚扉のものを選ぶのが良いでしょう。収納力と同じくらい、間口の広さは重要ポイントです。小さなサイズの物置の場合、2枚扉では庫内に大型のものを出し入れするのは限界があります。その点3枚扉なら開口部が大きく、真ん中の空間への収納も簡単に行なえます。
 
最近のほとんどの物置は最初からラックが付属していますが、もし細々した物を沢山保管しておくならば新たに金属製のラックを扉と平行に設置するのも良いかもしれません。小さいものを全て一つの箱にまとめていると、いざという時にスムーズに取り出せなくなる可能性があります。扉を開けたらいつでもどこに何があるか把握できるよう常日頃から整頓を心がけましょう。
 
スキー板や高枝切り鋏など長ものを買う、または既に家にある場合はロングサイズスペースも必須です。棚が壁面を全て占拠していると場所を取る大きく長いアイテムを収納するのに難儀してしまうので、物置のどのように使用するかをしっかりと思い描いてから物置を選びましょう。
 
物置に何をしまうか、まずはリストアップすることが肝要です。現時点で何を収納するのかはもちろん、将来的にどんなものを購入していくことになるのかを予想するのも大切です。今の生活状況ならこの大きさで十分、と思っていても家族や趣味が増えたらあっと言う間に容量オーバーになってしまう可能性もあります。
 
そんな落とし穴に陥らないように、最初から少し大きめのサイズを選択しておいたほうが良いでしょう。また、物置に物をしまうのは全体のスペースの8割ほどにとどめておくということも守りましょう。容量ギリギリまで入れてしまうと出し入れがしにくいだけでなく、どこに何があるか分からなくなってしまいます。
 

物置の収納に適さないものも

物置の中に収納されていても、物置内の収納物は温度差の影響を常に受けています。温度差に弱い衣類や写真などは物置内ではなく屋内での収納が望ましいでしょう。一般に夏場で外気が32℃位であれば、物置内部は48℃位まで温度が上昇しています。
 
仮に断熱材付きの物置であったとしても40℃位までは上昇してしまいますので、食料品なども物置収納には不向きです。農薬や塗料、油等も温度差によっては劣化するものもあるので、注意書きをよく読みましょう。保管場所が「冷暗所保管」と注意書きに記載されているものに関しては、物置での収納は避けて屋内で保管しておく方が良いでしょう。
 

立地条件や地方によっても違う選択ポイント

物置を購入する再には、サイズはもちろんのこと設置する場所や収納する物、重視すべき機能性など、色々な要素が関係してきます。どのような点に気をつけるべきか、ここでご紹介いたします。
 

サイズ

物置SNSサイズ
 
物置のサイズ選びは大切です。小さすぎては収納したい物が入りきらず、大きすぎるとつい乱雑に収納してしまい何を入れたか分からなくなります。ポイントとしては、「収納量(70%)+30%の余裕+扉」の3点です。入れる荷物の量を70%程度と考えた時、30%分の余裕を意識しましょう。
 
扉も重要です。出し入れに不自由してはいざという時に困るので、開口部が大きく開く事、左右両方向から開けられる事、鍵がなくても閉められる仮ロックが付いている事、開けやすい取っ手である事の4つは押さえておきましょう。
 

強度

日本は南北に伸びているので、気候に寒暖の差があります。物置選びも夏の熱気に強いか、冬の結露・雪害に強いかを考えて選びましょう。物置にはオーソドックスな標準タイプの他に、耐雪タイプ、耐熱タイプがあります。極端な気候でなければ標準タイプで十分です。
 
豪雪地域では、耐荷重を考えて雪の重みに耐えられるものを選ぶべきです。標準タイプは約60cmの積雪にまで耐えられますが、それ以上積もる地域の場合は耐雪タイプを選択しましょう。夏の気温対策には、断熱材入りのタイプがおすすめです。
 

耐久年数

物置の素材には、木製、金属製、プラスチック製など色々な種類がありますが、屋外と屋内のどちらに設置するかによって物置の耐久年数も少し変わってきます。海外で一番人気があるのが木製の物置です。耐久年数が高く、全天候型で、ラインナップも充実している点が人気の理由です。
 
ただし、一番のネックは生木であるがゆえの腐食です。こまめにメンテナンスして長期間使えるように質を維持していきましょう。対して日本製は金属のタイプがほとんどです。耐久年数も比較的高く、強度も高いので幅広い層に人気があります。難点はデザイン性に乏しく、サビ対策をする必要があります。
 
反対にプラスチック製はメンテナンスがほとんど要らず、設置も解体も簡単という長所がありますが、紫外線に弱いのが弱点です。そのためプラス筑西の物置は極端な気候よりも比較的穏やかな土地向きです。それぞれ一長一短がありますが、日頃からメンテナンスをして長く使えるように心がけましょう。
 

設置場所

物置を設置する場所は、日常的に使い易くある程度開けたスペースが確保出来る空間を選びましょう。加えて、様々なものをしまっておくため、湿気が少なく風通しの良い場所がベストです。
 
駐車場の奥や家の裏側といった空間であればサイズや使い勝手を重視し、玄関の脇や主庭の一角など比較的に目に入る場所に設置する場合はデザイン性や外観にこだわりつつ圧迫感を与えないサイズのものを選ぶほうが良いでしょう。
 

物置の設置費用

価格もデザイン・使い勝手と並び大事な要素の一つです。耐久性や使い勝手、デザイン性などは、価格が高いほど良い傾向にあります。自分の求めるタイプの物置と予算を比較しながら、後々の事も見越して上手に選びましょう。
 

物置の価格の差

物置本体の価格は大きさによって大きく変動します。1平米以内の小さい物であれば3万円程度、幅が2mくらいのものなら10万円を超えてきます。バイクや自転車の保管用など金属製で大きいタイプの物置は50万円〜100万円ほどかかるタイプもあります。
 
やはり使い勝手がよく、耐久性の高い優れた物置は値段もそれなりにします。また、物置本体以外にも棚やラックなどのオプションや、後々のメンテナンスの費用も考えておくとよいでしょう。
 

サイズによって生じる設置費用の差

設置費用は通常のものの場合は1万円〜3万円程度です。目安としては幅1.5mほどの小型のものから幅3mほどの中型のものまでなら職人一人でも組み立てができるので一人工(一人分の工賃)で出来ますが、サポートが必要な大型のもの、シャッタータイプのものなど部品が大きく複雑なものの場合は施工者が二人必要な場合があるため、施工費もよりかさみます。
 
また、物置は設置する場所をどのようにするかでも費用が変わってきます。土のところを均してコンクリートブロックを四隅に置いてその上に物置を設置しアンカーで固定、というやり方が一番安く済みますが、風当たりの強い場所に大型のものを設置する場合や傾斜が大きい場合、地盤が柔らかい場合はコンクリートを打設してその上に物置を乗せてアンカーで固定するほうが安心でしょう。一度被害が及ぶとリカバリーが大変なので、設置費用はしっかり見ておくべきです。
 
 そもそも物置の値段を工事費込みで設定している業者もあります。よく確認しておきましょう。
 

物置設置に関する注意点

サイズ、使い途、デザインや金額をすべて考えた上で選んだ物置も、条件に寄っては設置が難しいケースもあります。最後に、物置設置における注意点を幾つかご紹介していきます。これらに該当する場合は再度の検討が必要となるかもしれませんので、ご注意下さい。
 

設置に適さない場所

物置はスペースさえあればどこにでも設置出来るとは限りません。転倒や落下の可能性がある場所や、災害が起こった際に避難の妨げとなる場所、変形や破損をする危険性のある場所の設置は控えましょう。
 
具体的には、マンションのベランダや屋上など風当たりが強い場所、バルコニーなど避難通路にあたる場所、給湯器やエアコンの室外機の前など湿気や熱気を受ける場所、常に湿っている場所や地盤の柔らかい場所、屋根から雪や雨水が直接物置に落ちてくる場所等です。
 
設置場所に寄っては建築確認申請が必要な場合もありますのでご注意下さい。設置場所については、予め販売店や施工者に相談しておけば安全です。
 

既存の物置を移動する場合

お庭のリフォーム工事においてたまにあるのが既存物置の移動です。小型のものであればともかく、基本的には物置の移動は中の収納物を一度出し、物置をバラしてから移動し再度組み立てます。
 
古い物置であるほど一度バラしたものを組み立てた時にきしみや不具合が生じやすく、以前のように使えなくなるケースもあるので、物置の移動は保証外であることを覚えておきましょう。(トラブル回避のため、物置の移動を受け付けない業者もいます)
 

まとめ

一口に物置と言っても、様々なチェック項目が存在します。用途に合わせたサイズや機能、現時点のみならず将来の使用用途も想像する、長く使うために劣化を早める使い方・設置場所は控える等といった点が後々大事になってくるでしょう。一度設置してしまうと簡単には交換できないものなので、予算との兼ね合いも念頭に置いて最適な物置を選びましょう。

この記事をシェアする

  • X
  • facebook
  • LINE
戻る
LINE相談