ウッドデッキが完成したら、次はお気に入りのアイテムでウッドデッキを飾ってみませんか?アウトドアリビングをより快適に過ごすためのガーデンファニチャーからガーデニングの作業の手助けとなる立水栓、さらにはガーデンルームをウッドデッキ上に増設して陽の光をより感じられる集いの場としたりと、ウッドデッキはそこで暮らす人々の思いによって様々な形に進化していきます。
まずは、どんなアイテムがご自身のウッドデッキに合うかを想像し、あなただけのアウトドアリビングを完成させましょう!
「欲しい」にはちゃんと理由がある、ウッドデッキにプラスしたい厳選10アイテム
ウッドデッキをお庭の中心に据えたら、次は理想のガーデンライフに向けてアイテム集め。ここでは特に人気のアイテムをご紹介します。1つ取り付けるごとに、ウッドデッキで過ごす楽しみも増えていきますので、お庭の使い方に合ったアイテムをどんどん揃えていきましょう!
フェンス
外からの視線をカットするためにフェンスは一番の必須アイテムと言えます。材質は木製、金属製、樹脂製などがあり、形状は縦貼り、横貼り、格子、ラティス(斜め格子)など様々です。フェンスは完全に密閉すると圧迫感が生まれてしまうので、隙間を開けたり、植物を絡ませたりして、さり気なく目隠しするといいでしょう。
ウッドフェンスならば、仕切りや目隠しなどの他、鉢花やハンギングバスケットなどを掛けたり、ツルバラやクレマチスなどのつる性植物を絡ませるのに適しています。
立水栓
立水栓とは柱上になっている水道栓のことです。植物への水やりやガーデニングの道具の洗浄と、ウッドデッキ周辺に据えれば大活躍するアイテムです。毎日のように使うものなので、使い勝手が良くなれば水やり作業も楽しくなります。蛇口は通常一つですが、2口タイプにするとホース用と手洗い用に使えるのでとても便利です。
沢山の種類のオシャレな立水栓が販売されていますが、お庭で使った素材(レンガや自然石など)を利用してオリジナルの立水栓を造作すると、お庭に統一感が生まれます。
オーニング
オーニングは布でできた骨組みのある日除け・雨除けのことです。夏の暑い日差しや鬱陶しい雨を遮ってくれるので、ウッドデッキの空間が快適になること間違いなし。
可動式なので、日差しを自由に調整できるのも魅力です。動かし方はクランクハンドルを使っての手動タイプとスイッチやリモコンを使っても電動タイプがあり、それにより工事内容や設置費用も変わってきます。室内の温度も下がるので、省エネ効果も期待できます。
シェード
シェードは布製の日除けのことで、タープとも呼ばれます。夏場の暑い日差しを和らげてくれる、ウッドデッキの必需品。通常は、長方形の布の端をロープなどで固定します。取り付け工事が必要なオーニングと違って、簡単に取り外しができるのが魅力のアイテムです。冬は取り外せば、明るい日差しが入ります。
パーゴラ
パーゴラは日本の藤棚のようなアイテムです。ゴーヤなどのつる性植物を誘引して「緑のカーテン」を作るときに利用するアイテムとして、ウッドデッキ上部に取り付ける用途が主です。ウッドデッキに組み込まない場合は、お庭のコーナーに作ると程よいデザインポイントになります。日除けにしたり植栽で彩ったりと、楽しみ方・魅せ方は様々です。
ガーデンシンク
ガーデンシンクとは屋外の流し台のことです。立水栓と流しが一体化したもので、工夫して造作すれば収納庫にもなるスグレモノです。手洗い時の姿勢も楽で、見た目もよく、収納もでき、コストも立水栓とあまり変わりません。こだわって世界に一つだけのオリジナルガーデンシンクをデザインすると、お庭の魅力はさらにアップします。バーベキュー炉と併設すると、とても便利になります。
バーベキュー炉
青空の下、大勢で楽しむバーベキューはアウトドアリビングの最大の醍醐味。市販のバーベキューセットでも出来ますが、ウッドデッキ内部や隣にバーベキュー炉があると便利です。お庭で肉・魚・野菜を焼いてすぐその場で食べられるのが魅力ですね。バーベキュー炉は高温になるので、通常は耐火煉瓦で造作します。
ガーデンファニチャー
ウッドデッキでくつろぎのひとときを過ごす際にあると便利なガーデンファニチャー。テーブル・椅子・ベンチ・パラソルなどアイテムも多数あるので、お庭の雰囲気に合ったベストなファニチャーが必ず見つかります。メーカーの既成品も手軽ですが、素朴な手作りの木製品も見逃せません。手作りならではの温かいぬくもりが伝わってきます。
ガーデンライト
夜のウッドデッキを素敵にライトアップしてくれるガーデンライト。太陽光だけで電力をまったく使わないソーラーライトから省電力のLEDライト、アンティークなフォルムが魅力のマリンライトなど、形も種類も豊富です。ガーデンライトひとつで夜のイメージがガラリと変わるので、ぜひとも取り入れたいアイテムです。
トレリス
トレリスとは、ツルバラなどつる性植物を這わせるためのアイテムです。いまや、ガーデニングには欠かせないアイテムとして認知されつつあります。形は格子状でも扇子状でもよく、材質も木材、金属、プラスチックなどいろいろあります。花壇や植栽を立体的に見せる効果があり、目隠しとしても有効です。這わせる植物はツルバラ、トケイソウ、ハニーサックル、アイビーなどがおすすめです。
ウッドデッキに暮らしやすさをプラスする極上2アイテム
ウッドデッキの使いやすさ、お庭との相性はご存知のとおりと思いますが、既存のウッドデッキの上にプラスすることで生活環境・ガーデンライフが一変するアイテムも有ります。大きな箱物なので施工前には事前に寸法などのチェックが必要ですが、基礎がしっかりしていれば問題なく設置が可能です。これらの設置を見据えて、予め大きなサイズのウッドデッキを計画するのもお庭の楽しみ方の一つかもしれませんね。
お庭に新しい一部屋をプラスする、ガーデンルーム
日本では、古来より建物と庭を一つの住空間として捉え、どんなに敷地が狭くても一緒に庭を作る、という考えが当たり前でした。それは「家庭」という言葉からもお分かりいただけるかと思います。リビングをはじめとした室内と庭をそれぞれ単体の空間として捉えるのではなく、両方がつながった一つの空間だと考える。実は、それだけで空間は広く使えるようになり、生活スタイルも見違えるほど快適になります。内と外の空間をスムーズにつなげる役割を担うのがガーデンルームなのです。
ガーデンルームは住まいの室内と庭をつなぐスペースです。内と外の中間にあることから、ミッドテリア(中間領域)とも呼ばれ、屋内と屋外の気持ちよさを体感できる、とても贅沢な空間になります。それは、リビングやダイニングの窓先に、もう一つ居心地のよい空間が生まれるようなイメージです。自然を感じながら食事をしたり、お友達とお茶を楽しんだり。ミッドテリアは、ごく普通の日常に新しい楽しみと広がりをもたらします。
自然の恵みを採り入れるためのガーデンルームですが、自然が常に私たちに優しい訳ではありません。暮らしには「採り入れたい自然」と「除きたい自然」があります。例えば、暖かさや涼しさ、そよ風や小鳥のさえずり、葉擦れの音などは私たちに心地よく働きかけます。その一方、夏の暑さや冬の寒さ、雨や突風、外からの騒音などは、できるだけ避けたいもの。フルオープン・フルクローズできるパネルや、日除け等を使って、一年を通して快適な空間を作る。ガーデンルームでは、「プラスする自然」と「マイナスする自然」を上手に使い分けることが出来ます。
イングリッシュテイストのサンルーム、コンサバトリー
コンサバトリーとは、ガラスで囲まれたガーデンルームのことです。イギリスで誕生し、植物を冬の寒さから守るために設けられたスペースですが、同様の目的で作られたグリーンルームに比べると、オシャレで装飾性の高いものになっています。
以前はイギリスからの輸入品がほとんどでしたが、最近は日本製のものも豊富に販売されるようになってきました。そのため、細部にまでこだわった世界に一つだけのコンサバトリーが作れます。新たな部屋としてお庭を眺めながらのんびりと過ごすためにお気に入りの家具でデコレートすることも、気温に左右されずに過ごすためにオプションでエアコンを取り付けることも可能です。
太陽の光を浴びながら、優雅で開放感溢れるコンサバトリーの中で過ごす時間は、贅沢な癒やしのひととき、ワンランク上の豊かな日常を実感出来ることでしょう。
まとめ
ウッドデッキを造作することが終わりではなく、完成した後どのように使い何で彩るか。ウッドデッキがお庭に誕生してからが新たなガーデンライフのスタート地点となります。笑いの絶えない賑やかな団欒の場として使ったり、緑で彩ったウッドデッキの上で優しい陽の光を受けながら静けさを堪能したりと、使い方は様々です。
沢山のガーデンアイテムからお気に入りを見つけ出し、あなただけのウッドデッキの楽しみをぜひ見つけて下さい!