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お庭でくつろぐ際、必ず悩ませる問題と言えば日差しです。陽の光を遮る木や構造物がないお庭では、時間帯によって強い日光がお庭やリビングルーム内を直射します。どんなに心地良い空間をデザインしても、日光を遮るものがないとゆっくりくつろぐ事は出来ませんね。

 

ここでは、お庭を強い日差しからガードしてくれる3種類の屋根材をご紹介します。お庭の雰囲気や使い方、お値段を比較して、ご自身のお庭にとってベストな物を選びましょう。

 

テラス屋根

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リビングルームの掃き出し窓に密着する形で造作することの多いテラス。そのままでも十分使い勝手のいいアイテムですが、そこに雨や日差しを防ぐ屋根があるととても助かりますね。テラス屋根は、お庭の使い方を大きく変えてくれるとても役に立つ商品です。

 

多様なサイズと充実したカラーバリエーション

各メーカーから販売されているテラス屋根は、基本的には屋根材と柱材で作られています。タイプは2種類あり、家の壁面に固定するタイプと、建物に取り付けずに柱だけで支える独立タイプがあります。独立タイプは、家や敷地の条件により家の壁面に取り付けられない場合に用いられる事が一般的です。

      

屋根の形状も主に2パターンに分かれており、平面的なフラットタイプと丸みを帯びたアール型のタイプに大別されます。シンプルでスッキリとしたデザインのフラットタイプは、どのような家やお庭のデザインともマッチするでしょう。アール型のタイプはその形状から、フラットタイプと比べて風雨が吹き込みにくいメリットがあります。

どのメーカーも沢山のラインナップを出しているのでサイズは豊富にあります。サイズは幅1間(約180cm)から3間ほどが一般的なサイズで、同じ商品を連結させて造作することも可能です。出幅は2尺(1尺は約30cm)から10尺程度まであり、どのような敷地・使い方にも必ずマッチしたサイズが見つかるでしょう。

 

骨組み・柱材の主な材質はアルミ形材で、屋根材はポリカーボネート性が一般的です。オプションで洗濯物をテラス屋根内部で干せる物干し用の金具や、敷地外からの視線や風雨をカットするサイドパネルなどがあり、どのようなニーズにも応えてくれます。

 

屋根材のポリカーボネートは衝撃に強く紫外線を通さないので、費用対効果は抜群です。熱線吸収タイプのポリカーボネートは従来の品質に加えて熱エネルギーをカットするので、屋根の下部や室内の温度の上昇を防いでくれます。

 

屋根材のカラーはブラウンやブルー、クリアマットなど、柱材のカラーはホワイトやブラウン系の明るい色からシャイングレーやブラックなどのシンプルなものまで様々です。エクステリアで使った色に合わせて選ぶと一体感が出るのでおすすめです。

 

デザインとともに耐久性・費用も考慮

購入する際に注目するポイントは耐風性や耐雪性です。特に雪に関しては2014年の大雪でかなりの数のカーポートが被害にあっているので、積雪の重量に関しては必ず検討すべき項目です。

 

商品を選択する際は、積雪地域用、多積雪地域用など多様なラインナップをよく吟味し、住んでいる地域において最適な商品を選びましょう。選ぶ際に必要な数値(耐えられる重さ)は必ず商品に記載されていますので、お住いの平均的な降雪量を事前に把握しておけば大丈夫です。

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一般的な価格は10~20万円ほどで、施工費やオプションをプラスしてもそこまで高額にはなりません。ただ、柱を立てるタイプの商品なので、施工のために既存物を一部解体する事もあるので注意が必要です。

 

オーニング

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オーニングは、日除けや雨除け、ひさしなどのことです。主にヨーロッパで古くから使われてきたアイテムですが、最近では日本でも個人宅やカフェなどで見られる事が多くなってきました。開閉の手間はあるものの、オシャレ度ではテラス屋根よりも格段にあるスタイリッシュなエクステリア商品です。

 

快適かつ省エネにも貢献するオーニング

強い日差しを遮り涼し気な空間を作り出すオーニングは、オープンカフェのようなオシャレな雰囲気を楽しめるのが魅力のアイテムです。ウッドデッキやタイルテラスと組み合わせればアウトドアリビングとしてお庭を楽しく活用することも出来ますし、洗濯物を干すスペースとして使う際も広げておけば急な雨でも安心です。

また、広げた状態なら日差しが部屋の中に入ってこないので室温の上昇を抑えられ、エアコンを使うこと無く快適に過ごすことが出来るのも大きなメリットです。室内の家具などを紫外線による劣化から守ってくれる利点もありますし、周囲の環境によってはプライバシーの向上にもつながるでしょう。

オーニングの形状とタイプ

オーニングは、巻き取りパイプに布(キャンバス地・テント地)をセットし、時間や季節ごとの日差しに合わせて開閉して直射日光を調整するアイテムです。形状は、左右のアームが伸縮して布を水平方向に張り出すタイプが一般的ですが、垂直方向に開閉可能なスクリーンを組み合わせて使うことができる商品もあります。

 

操作は、付属しているハンドルを使って手動で回して開閉するタイプはもちろん、スイッチやリモコンで扱う電動タイプ、手動と電動を組み合わせた併用タイプなどがあります。また、備え付けられたセンサーによって、日差しに反応して自動的に開閉したり、強い風が吹いた時や地震などの大きな揺れが発生した場合に自動で収納するタイプも販売されています。ほかにも、複数台を同時に操作できる機能などもあるので、設置する場所や台数によって取り入れてみるのもいいでしょう。

 

電動タイプは、既存の外部電源があれば設置可能ですが、オーニングを取り付ける周辺に電源がない場合は、増設が必要です。電動タイプのオーニングを取り付ける前に、施工業者に相談しておきましょう。設置後は取扱説明書を確認して定期的に点検やメンテナンスをしておきましょう。また台風時や降雪時などは、予め巻き上げておけば問題はありません。

 

金額はサイズやオプションにもよりますが、手動のもので一般的なサイズのものですと2~30万円ほど、電動タイプやスクリーンなどのオプションを取り入れると40万円弱します。

シェード

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シェードはオーニングと同じく日除けが目的の生地です。形状は主に三角状のものと四角状のものに大別されます。

 

オーニングとの違いはその簡易性でしょうか。窓に取り付けるような小さなものから窓の前に斜めに縛り付ける大きなものまで幅広くあるのが特徴で、値段の安いものならホームセンターなどでも販売していてご自分で取り付けることが可能です。

 

温度上昇を抑え、通気性のよい快適な日陰

シェードの第一の効果は紫外線のカットによる日焼け予防です。人の肌はもちろん、強い日差しによる室内の家具や壁紙の変色や劣化を防いでくれます。シェードをお庭に張ることで紫外線や日差しを遮ることで熱気がこもらず、ガードしすぎない適度な日陰が楽しめます。

 

直射日光にさらされること無く快適に

過度の紫外線は、人体に悪影響を及ぼします。紫外線は肌のメラニン色素を増やして火傷状態を引き起こし、さらには皮膚がんの原因にもなってしまいます。シェードには、これらの原因となる有害な紫外線を遮る効果があります。しかも、赤外線を和らげる働きもあるので、直射日光にさらされること無く程よい明るさで快適に過ごせます。

 

取付は建物の躯体または専用の柱に金具を取り付けて張ります。シェードの最大の特徴は、テラス屋根やオーニングと違い、建物から独立して日陰を作り出せるということです。建物の一部に取り付ける必要がないので、柱を3~4本お庭に立てて、任意の場所のみに適度な日陰を作り出せるのです。

 

お値段は様々ですが、ホームセンターレベルのものであれば3~4万円ほどで1セット揃います。ただ、安いものは劣化が早いので定期的な買い替えが必要になります。

 

お庭に日陰が欲しいけど工事のような大々的なことはしたくない、まずは日陰を試しに作ってみたい、という方には最適なアイテムと言えるでしょう。

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まとめ

3種類の日除けをご紹介してきましたが、それぞれの良さがあります。費用対効果で言うならば断然テラス屋根ですが、オシャレ度や日光を多く取り入れたいお庭ではオーニングが最適かもしれません。日除けを試しに取り入れたい方、お庭の中心に置いたテーブルやプールの上にだけ日除けが欲しい方はシェードが使い勝手が一番でしょう。

 

それぞれのお好みはもちろん、使い途やお庭のデザインとの兼ね合いを考慮して、ベストな日除けをお庭に取り入れてみましょう。

 

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