皆様こんにちは!
ウッドデッキは、エクステリアの中でも存在感抜群のアイテム。木の質感や香りなどを楽しめます。お庭にウッドデッキを作るのが憧れだったと、希望されるお客様も多いですよ。
ウッドデッキは、室内の床面と同じ高さで造作されます。室内から見ると、奥行きがでるので、広さを感じられますよ。ウッドデッキに椅子やテーブルを置けば、第2のリビングが完成。コーヒーを飲んで過ごすのも良いですよね。その他に、子どもの遊び場になり、洗濯物を干す生活の場になり、ガーデニングを楽しむ趣味の場にもなります。
ウッドデッキに使われる素材は、「天然木」と「人工木」に分けられます。天然木は、断熱性があり、木の香りや温かみを感じる素材です。天然木はさらにハードウッドとソフトウッドに分けられます。ハードウッドは耐久性が高く、メンテナンスがほぼ不要。白アリにも強い性質を持っていますが、価格は高めです。ソフトウッドは、耐久性が低く、防腐剤や防虫剤など定期的なメンテナンスが必要になります。ハードウッドよりも価格は低めです。
人工木は、木材と樹脂を混ぜて作られていて、耐久性が高いのが特徴です。天然木のように、ひび割れやささくれができません。人工といっても、質感や見た目は天然木にそっくりです。
ウッドデッキは、直射日光や雨の影響を受けるので、素材選びが重要になります。メンテナンスの頻度や費用など、長年使うことを考えて選ぶのがおすすめです。今回は、ウッドデッキの施工例をご紹介しますね。
ウッドデッキで雑草が生えないお庭
主庭の大部分をウッドデッキにリフォームした飯坂様邸。それまでは、お庭に雑草が生えてメンテナンスに苦労されていました。ウッドデッキの下は防草対策をしているので、雑草で悩む必要がありません。お庭のメンテナンスに時間が掛けられないお宅に、ウッドデッキはおすすめです。
飯坂様邸は、室内の床面から同じ高さでウッドデッキが始まり、一段下がって広いスペースを作っています。広いスペースは、お子さんの遊び場にしたり、お客様をおもてなししたり、第2のリビングとしても大活躍。段差に座って、遊んでいるお子さんを見守ることもできます。
お庭で過ごすときに気になるのは、外からの目線。飯坂様邸は、エクステリアをリフォームするときに、外壁を作りました。外からの目線が届かないので、ウッドデッキでのびのびと過ごせますね。
ウッドデッキ横にはベンチを造作しました。その下には、室外機が隠れています。無機質な機械は、エクステリアの雰囲気を壊してしまいがちですよね。ウッドデッキの下にさりげなく隠すこともできますよ。
夜になるとウッドデッキに組み込んだライトが、優しく光ります。段差近くにライトがあるので、夜でも転ぶ心配はありません。
和風にも馴染むウッドデッキ
建物のリフォームを機に、茶室を作られた山口様邸。お庭も茶道の方式に合わせて作りたいとのご要望でした。茶道では庭を「露地」と呼び、道の作り方、設置するもの、配置に決まりごとがあります。その決まりに合わせて、ウッドデッキを施工しました。
リフォーム前は、人工木のウッドデッキが造作されていましたが、それを取り払い、新たな素材に選んだのは天然木のウリン。ウリンは、インドネシアやマレーシアなどの海岸に自生しています。別名アイアンウッドと呼ばれるほど、耐久性の高いハードウッドです。木を食べる白アリやフナクイムシにも強く、メンテナンスがいりません。また、割れや反り返りなどが少ないため、ウッドデッキに人気の素材ですよ。
ウッドデッキは、和の雰囲気にも溶け込こみます。雨の日には、ウッドデッキが濡れて、艶のある姿も楽しめますね。茶室から見える景色が素敵で、うっとりするエクステリアです。
ウッドデッキの奥には、同じ素材でベンチを作りました。お茶室へ向かう方が待つスペースになっています。ウリンは密度が高く表面が滑らかなので、手触りや座り心地も良いですよ。
既存のウッドデッキを活かしてリフォーム
坂元様邸は、元々広いウッドデッキが造作されていましたが、メンテナンスに頭を悩まされていました。また、植木の剪定や雑草処理にも苦労されて、次第にウッドデッキで過ごすことが少なくなったそうです。家族で再び過ごせるように、メンテナンスが少ないエクステリアを施工しました。
既存のウッドデッキがあっても、リフォームするときに全て撤去する必要はありません。サイズを変えて、活かすことも可能ですよ。坂元様邸は、既存のウッドデッキを半分にしました。既存のウッドデッキは、雨風にさらされて色が落ち、良い風合いになっています。それを活かしたアイテムで周りを囲めば、とても素敵な雰囲気になりますね。
天然木のウッドデッキは、素材によってメンテナンスが必要です。広いウッドデッキへ、定期的に防腐剤や防虫剤を塗るのは重労働。坂元様邸は、面積を半分にしたことで、メンテナンスの負担も減ったことでしょう。
フェンスを付けたウッドデッキは第2のリビング
お庭に芝生を敷いていた岩田様邸。芝生と雑草のメンテナンスが大変で、リフォームを検討されました。施工したのは、ウッドデッキと人工芝です。ウッドデッキの下は、防草シートで雑草対策をしています。
リビングから続くウッドデッキは床面と高さを合わせ、室内との出入りもスムースです。お庭が、お子さんの遊び場や家族でくつろぐスペースに変身しました。ウッドデッキの隣家側には、L字型のフェンスを設置。適度な目隠しになっています。また、お子さんがウッドデッキから落ちるのを防ぐ役割もしてくれますね。
ウッドデッキとフェンスは、人工木を使いました。木の質感がありながら、防腐剤の塗り直しなどのメンテナンスフリーです。砂や雨で汚れたら水で流す程度できれいになりますよ。
ウッドデッキを施工すると、デッキの下に動物が住み着いてしまう恐れもありますよね。岩田様邸は、ウッドデッキの側面を幕板とフェンスで塞いで、動物の侵入を防いでいます。
ウッドデッキを施工すると、地面から建物までのつながりが生まれます。エクステリアのアクセントになって、お庭の印象がとても変わりますね。
ウッドデッキは、家族で過ごす憩いの場だったり、雑草対策にもなったり、様々な用途で使われます。選ぶ素材によって価格、メンテナンスの頻度が変わるので、ご自宅にあったウッドデッキを見つけてくださいね。癒樹工房のHPには、ウッドデッキのいろいろな施工例がありますので、参考になさってください!