お庭へ植物を植えると、目線を引きますね。植栽の高さを変えてメリハリを付けるとアクセントになり、建物を引き立ててくれる効果もあるんです。
植物は、気候や環境で生育が左右されます。
名古屋は四季で気温差があり、植物には厳しい気候です。暑さに強くても寒さに耐えられなければ、冬に枯れてしまいます。
今回は、名古屋のエクステリアで、植物を選ぶときのポイントをご紹介します。
名古屋の気候
それでは最初に、名古屋の気候を見ていきましょう。
名古屋は、夏が暑いですね。気温だけでなく、湿度が高いことが要因です。高温多湿は、不快指数が高くなり、夜は寝苦しい日々が続きます。
冬は、北西からの季節風である「伊吹おろし」が名古屋に吹きます。風が強く吹きつけ体感気温も低く感じやすいです。この季節風によって雪も降り、年に3~5回ほど積ります。名古屋の中心部でも20cmを超える積雪があることも少なくありません。
春と秋は過ごしやすい気温ですが、風が強く吹きます。近くに公園や学校のグラウンドがあると、砂が飛んでいるのがわかるほどです。この時期に窓を開けていると、まれに室内へ砂舞い込んでくることもあります。
これらをふまえて、名古屋の気候に合う植栽のポイントを見ていきましょう。
地植えする植栽は暑さと寒さに強いものを選ぼう
1年で気温差のある名古屋で植物を地植えする際は、耐暑性、耐寒性のある植物を選ぶのがおすすめです。気温の高い夏は水切れしやすいので、水やりが欠かせません。また冬は毎日霜が降りますね。寒さに弱い植物を植えたなら、土の上へ藁を敷いて霜の影響を防ぎます。
耐暑性や耐寒性のどちらかしかない植物を楽しみたいときは、鉢植えがおすすめです。鉢植えは、季節で位置を移動させることができます。暑さに弱い植物は夏は半日陰へ、寒さに弱いものは冬は室内へ取り込みましょう。
風が強く吹くので支柱は忘れずに
風が強く吹きつける季節のある名古屋。根を浅く広げるコニファーの仲間や、背の高い植栽は風で傾くことがあります。特に、植え付け後間もない植栽は傾きやすいので、支柱を付けましょう。根の浅い植栽は、背が低くても支柱をします。
また、枝の細い樹木は風が強く吹くと折れることもあります。植栽の枝が折れ、人に当ると危険なため、剪定をまめに行うとよいでしょう。
名古屋は、季節で気温差が大きい地域です。気候に適した植物を選び、お庭を彩ってくださいね。癒樹工房では、名古屋に合うエクステリアをご提案させていただきます。お気軽にご相談ください。