皆様こんにちは!
最近では、畑を借りて農業をする人が増えていますね。お庭を作る時に、家庭菜園を作りたいと希望される方も少なくありません。家庭菜園で野菜作りをすると、家族とお庭で過ごす時間が増えそうですね。
しかし、駐車スペースなど外構に必要なスペースを考えると、家庭菜園のスペースが取れない場合もあるでしょう。ウッドデッキやテラスなどを大きなエクステリアを作る場合は、家庭菜園とのバランスも大切です。もし、家庭菜園のスペースが取れない場合は、プランターや鉢で楽しむこともできますよ。
今回は、家庭菜園を作るときのポイントをご紹介します。
家庭菜園の場所
お庭に家庭菜園の専用スペースを作るとき、考慮したいのは日当たりと排水です。野菜は基本的に日当たりが良く、水はけの良い場所を好みます。また、西日が強すぎると野菜が弱ってしまうことも。野菜をたくさん収穫するには、植物の成長が良くなる日当たりの良い場所へ家庭菜園を設置したいところです。
そのほかに、水はけが悪いと根が腐ってしまいます。畑では土を盛り上げて「畝(うね)」を作り、水はけを良くしますね。スペースを広く取れるときは、畑のように畝を作るのも1つの方法です。それ以外の場合、土地の傾斜や土の状態などを見て、排水性が悪い場合は水はけを良くするためにパイプを埋めるなどしましょう。次に、水はけに関わる土の入れ替えを見ていきましょう。
土の入れ替え
家を建築するとき、地盤を改良することがあります。改良された地盤は、石がゴロゴロ出てきます。また、排水性の悪い場合もあります。野菜を育てるには栄養分が詰まった腐葉土が適しているので、土を入れ替える必要があります。
建物を建てるときの地盤は、とても固いです。土を入れ替えるために深く掘るには、技術がいることも。家庭菜園のスペースを広く取りたいなどの希望があるときは、外構工事のときにお願いするのがおすすめです。
大がかりな工事はしたくない方には、レンガや菜園用の木枠などを使って、お手軽に家庭菜園を作るアイテムもあります。高さを出して土を入れるので、固い地面を掘る必要がありません。省スペースでも、手軽に家庭菜園を作る事ができますよ。
専用菜園を作る、プランターで楽しむ
家庭菜園をご希望されるお客様の中には、レンガで囲って家庭菜園を別にする方、植栽や花などと一緒に、野菜を植えるスペースを作る方などさまざまです。プランターで家庭菜園を楽しむ方も多いですね。ガーデニンクで植栽と組み合わせながら、プランターで野菜を育てるのも素敵です。
レンガなどで囲って家庭菜園を作る場合、周囲も考慮にいれましょう。天然芝を周りに敷いている場合、芝の根を遮断するようにしないと、家庭菜園にも芝が生えてきます。レンガの仕切りを深くするか、プラスチックの板を土へ埋め込むなど対策をしましょう。
周囲が石の場合、野菜を収穫するときにレンガの外へこぼれる土が気になることがあります。ビニールシートを引いて作業をする、家庭菜園の周りはタイル敷きにして掃除をしやすくするなど対策をとるのがおすすめです。
家庭菜園におすすめのエクステリア
野菜を育てるときに欠かせないのは、水やりです。夏になると、朝夕2回の水やりが必要になります。水道が近くにあると、作業がしやすくなりますよ。家庭菜園をされる方に人気のエクステリアのアイテムはこちらです。
・立水栓
エクステリアの基本アイテムで、地上に出ている水道です。水やりだけでなく、手や野菜も洗えます。デザインが豊富で、エクステリアのアクセントになる立水栓を選ぶ方も多いですよ。
・散水栓
埋め込みタイプの水道です。ホースをつなぎ、庭の水やりや洗車に使います。地面がフラットになるので、スッキリとした印象になります。
・ガーデンシンク
お庭用のシンクです。タイル製などデザインはさまざま。野菜やガーデニングで使った道具を洗ったりするのに便利です。収納棚を付けるタイプもあり、家庭菜園の道具を収納することもできます。
・雨水タンク
最近では、雨水を溜める雨水タンクも人気です。雨樋へつなげて、屋根から落ちる雨水を効率よく溜めます。家庭菜園を始めると、水道代が気になることも少なくありません。雨水タンクを設置すると、雨を効率的に使えますよ。
家庭菜園とリビングからの眺め
家庭菜園を作るときは、日当たりの良い場所が適しています。そうなると、建物の東側や南側へ家庭菜園を作ることが多いです。建物では、リビングを日当たりのよい南側へ配置する方がほとんどだと思います。木や花などを植えてリビングからの眺めを華やかにされる方も多いです。
リビングから見える位置に家庭菜園を作っても良いのですが、野菜を収穫後の家庭菜園は、寂しい印象になることもあります。リビングから見える中心から少し外した場所へ作ると、気にならなくなりますよ。また、夏の直射日光に弱い野菜などは、プランターへ植えて移動させられるようにしましょう。
ベランダで家庭菜園を楽しむ
お庭の日当たりが悪い場合、ベランダで家庭菜園を楽しむのもおすすめです。最近では、ベランダの床へタイルを敷いて、テラス風にして楽しむ方もいますね。デザイン性の高い鉢やプランターを選ぶと、家庭菜園もインテリアに溶け込みます。
ベランダで家庭菜園をするときに注意したいのは、排水と土です。プランターや鉢で育てていても、鉢から土が少しずつ流れます。そのため、ベランダから雨水を排水する雨樋が詰まってしまうことがありますので、こまめに掃除を行います。
また、植物には虫も集まります。鉢やプランターの下へ隠れて増える虫もいますので、鉢の下へレンガなどを置くのもコツです。そのほかに、ベランダを開けるたびに室内へ虫が入るのは避けたいところです。プランターの配置に注意して、家庭菜園を楽しみましょう。
家庭菜園を楽しむ人は増えてきています。家庭菜園を作る時は、配置、排水、水、土を考慮して作りましょう。スペースが取れない場合も、プランターや鉢での野菜作りは簡単です。お家に合った方法で、家庭菜園を楽しんでみてくださいね。HPにはいろいろな施工例が掲載されていますので、参考になさってください。