皆様こんにちは!
今回は、いずれ来ると予想されている南海トラフ地震が来た場合の、エクステリアの耐震や地震対策についてご紹介していきます。
~地震とエクステリア(ブロック塀)の被害~
地震大国の日本において、今もっとも懸念されている場所が名古屋を中心とした南海トラフ地震です。
南海トラフ地震とは、アムールプレートとフィリピン海プレートの境界で発生する地震で、東海地震とも連動して起こる可能性も指摘される巨大地震を指します。
名古屋市の被害想定は最大クラスの地震(震度7)が起きた場合、揺れや津波、火災等含め計6万6000棟の建物が全壊・消失すると予測されています。
しかし市では、建物の耐震化などの防災対策により一気に犠牲者が減るとも予測しています。
1981年に建築基準法の「新耐震基準」が改正されてから建物の強度が増し、東日本大震災も含め新耐震建物による倒壊の報告はありませんが、エクステリアで使用される”ブロック塀”による被害が深刻化しています。
まだ記憶に新しい熊本地震では、ブロック塀の倒壊で下敷きになり、命を落とした痛ましいケースが社会的にも問題になりました。
実はブロック塀の危険は今に始まったことではなく、1978年の宮城県沖地震ではブロック塀の倒壊で28人が亡くなっており、危険性が注目されていたのです。
ではなぜ建物の耐震化が進んでいるのに、ブロック塀においての耐震化が浸透されないのでしょうか。
~ブロック塀への耐震が行われない理由~
エクステリアにも建築基準法により、ブロック塀の高さや壁の厚み、基礎、たて筋などには厳格な決まりがあり、昨今は守る業者も増えています。
しかし、一昔前のブロック塀は考えがゆるく基準が満たされていないものが多いのです。
そこで新しいブロック塀を作り変えるとなると、金額がかかるために躊躇する方は、地震が来ても家は大丈夫だろうという考えに至ってしまうのです。
また、隣地境界線の上に立っているブロック塀の問題もあります。隣地境界線上にある以上自分一人の考えで撤去することは出来ませんよね。お隣と話し合い折半という形を取っても了承を得ることは難しい場合もあります。
~様々な問題に対処できるブロック塀耐震工事とは?~
上記の問題を、癒樹工房では大林株式会社が考案した、コンクリートブロック塀耐震補強金具「FITパワー」を採用しております。
FITパワーとは、突然来る震災時にブロック塀が転倒するのを防ぐことが目的となり、既存のブロック塀を壊すことなく表面と裏面からがっちりと挟み込むよう補強します。
その効果は震度6弱未満~震度6以上の場合でも、ブロック塀の転倒を防ぎ人命を守ることが出来るのです。これまでの二次災害につながることもなく、下敷きになってしまったり、住宅を損傷してしまうなどの心配もいりません。
新築に伴う隣地境界線にある塀や、門袖壁が対になった改修工事も可能です。
また、耐震対策はお住まいの地域や自治体によって対策を設けており、耐震改修工事の費用の一部を予算の範囲内に限られているので、早い者勝ちになる可能性もあります。まずは工事の見積もりよりも、お住いの自治体のホームページをごらんになってみてはいかがでしょうか。
防災意識は高くても、エクステリアまでお金をかけるのちょっと…と言う方もいらっしゃると思います。
しかし、いつどこでその時はやってくるか分かりません。今までの痛ましい教訓をもとに既存のブロック塀について改めて考えてみませんか?
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