こんにちは
このところ、新築のお庭ばかりをご紹介していましたが
今日はいつもと思考を変えて、今あるお庭をもっと素敵なお庭へ変えた山口様邸をご紹介いたします。
まずは、上のリンクから山口様邸の元の様子をご覧ください。
すぐ隣には、要壁がそりたった敷地。
加えて階段を38段も上った先にある庭には、大きな重機をいれることができません。
同じように、変わった敷地だからといってお庭作りを諦めてらっしゃる方はいらっしゃいませんか?
確かに難しい敷地ではあるけれど、そこをどうにかして、より良いお庭を目指すのが我々の仕事。
一緒にお庭作りを楽しみましょう!
さて、話を山口様邸に戻します。
「本格的なお茶室に似合う、お庭を作りたい。」というお施主様のご希望。
テーマが有るお庭作りは、お互いにすすめやすいですね。
こちらが、生まれ変わった後のお庭。
リビングと茶室をつなぐのは、とっても素敵なウリン(ハードウッド)のウッドデッキ。
デッキ材の中でも、非常に強度のあるウリン材を使用することでお手入れ要らずです。
窓から水平に伸びた材は、お庭をより広く見せてくれるので、この並べ方がおすすめです。
先ほど言っていた要壁、写りこんでいますね~これこれ。
高さのある壁が、圧迫感を生み出していたので、山口様邸のお庭は視線を下げて
圧迫感を感じさせない庭づくりを目指しました。
しかしながら、閉ざされた空間にも必ず空はあるもの。
縦方向への広がりは植物から感じられるように、枝ぶりはしなやかで細く長いものを中心に配置しています。
そして山口様邸でもう1つ目を引くのが、この大きなアルミ製のゲートです。
空間を分断するのとともに、茶室ならではの考え方を果たす役割ももっています。
このゲートが和モダンな雰囲気を、より一層高めてくれていますね。