サークルが印象的なナチュラルテイストなガーデンスペース

手つかずのままだったガーデンスペースは計画的に土の面を区切ることで、管理が簡単なお庭へと変身しました。
リビングからガーデンスペースに出やすくするため、レンガとフロアビーズでステップを造作。縁取りのレンガはフロアビーズよりも濃い色を使い、景観にアクセントをプラスします。
またステップの輪郭がはっきりするので、上り下りの際もステップを認識でき、安全な行き来が可能です。ステップを降りたところは一面をフロアビーズで舗装し、明るい空間にデザインしました。フロアビーズは透水性に優れ、滑りにくいという機能性を持った舗装材。床面が濡れていても歩行しやすいのが特徴です。フロアビーズを舗装した部分は雑草が生えてくることもありません。
そしてガーデンスペースのフォーカルポイントとしてつくったのが、レンガを使ったサークルの花壇。この花壇はリビングからも道路からも見える位置に配置したので、ご家族も通りを歩く方も景観を楽しめます。植栽を光で照らせば夜も印象的なガーデンスペースに。土のままだったガーデンスペースが眺めて楽しい空間になりました。
一年を通して緑が楽しめる常緑樹、もしくは季節の移り変わりを楽しめる落葉樹・・・どんな樹木を植えるかを考えるのも楽しい時間になりますね。シンボルツリーの足下に下草やお花を植えれば、植栽スペースにボリュームをプラスできます。
またこのサークル花壇の周りには乱形石をあしらい、華やかさを加えます。円形のデザインが空間に柔らかさを与え、花壇がより引き立つようにしました。今回使用した乱形石は南米から取り寄せたエルドラドクォーツという石材です。馴染みの良いイエロー系のカラーがお住まいにマッチしています。
また人の動線上にも乱形石を組み合わせ、飛び石のようにデザイン。乱形石とフロアビーズは、明るいカラーで合わせているので相性も抜群です。素敵な床面に仕上がりました。土の部分が多いとそこに雑草が生えてしまったり、泥はねで建物の基礎が汚れてしまいますが、土が出る部分を花壇だけに限定し、そのほかの部分は雑草が生えないよう、しっかり舗装することで、緑を感じながらも管理がしやすいお庭になります。
レンガや乱形石など天然の素材を使うことで自然の雰囲気が感じられる空間に。今までとは使い勝手も大きく変化したナチュラルテイストなガーデンスペースが完成しました。